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(株)ゼイヴェルの「girls shopping(ガールズショッピング)」がiモードの公式サイトで10月3位に転落
昨夜帰りの電車の中でドコモのケータイを見ていて気づいたのだが・・・。



iモードの公式サイト「ファッション/コスメ」のカテゴリの中の「ファッションショップ」のグループで長年不動の1位の座を保っていた(株)ゼイヴェルさんの通販サイト「girls shopping(ガールズショッピング)」が、3位に落ちているではないか!



3位というのは、10月の利用者数順で53サイト存在するこのグループの中では3位だったということである。



代わって1位の座をゲットしたのは、「モバコレ」。DeNAさんと千趣会さんの合弁会社・(株)モバコレさんの手によるサイトだ。



2位は、(株)エスクルーさんの「Nutty Collection」である。



何故「girls shopping」をこれらのサイトが抜いたのか?先月の両サイトの内容を見ていないので想像するしかないのだが、MNP(ナンバーポータビリティー)の導入でケータイのキャリア変更を行った人が「お気に入り」の登録をはずす、といったことが、「girls shopping」に限って高い比率で生じている、というようなことは、恐らくないと思う。



たぶん、「モバコレ」については、モバイル(ケータイ)SNSの世界で急成長している「モバゲータウン」からの誘導が効いているんじゃないだろうか?モバゲーのトップページに「モバコレ」と「モバオク」へのリンクが貼ってありますからね。



「Nutty Collection」の方も、今日の時点の状況しかわからないが、「モバオク」同様、既に渋谷109系(ギャル系)の有力ブランドはほとんど揃い踏みしている。プラス、コスメ関係は、2,000円未満の買いやすいアイテムが揃っており、これならばなけなしのお小遣いを握り締めて「買おうかな、どうしようかな」と迷っているような女の子達にとっても敷居は低く、親しみやすい雰囲気だ。



ちなみに、前にも書いたとおり、私はドコモだけでなくauのケータイも所有しているのだが、auの方では「girls shopping」はEZメニューの「ショップリンク」内「ファッション」の「レディースファッション」のカテゴリの一番上に来ている。こちらの場合、どういう順番でサイトを並べているのかは、明記されてはいないのだが。



話は戻るが、「利用者数」=「購入者数」ではないものの、「girls shopping」のみならず、ゼイヴェル系の各種サイトのポータルサイトとしてのパワーが、モバゲータウンに押されて急激にダウンしてきたのではないか、ということが推察される。コマースに傾斜しすぎてモバイル業界の流れのメインストリームを読み違えた、出遅れた、ということだと言えるのだろうが・・・。



百貨店系ブランドなど単価の高いものを次々と導入し、サイトの「ブランド化」をここまで推し進めた以上、F0層やF1層の中でも高いものがあまり買えない客層を深追いせず、今後は通販サイトとしての王道=コンバージョン率(買い上げ率)を高める戦略にシフトすれば、PCの世界でマガシークさんやスタイライフさんなどが築いているポジションと同様のレベルならば、キープできると私は思う。



ゼイヴェルさんの場合、ゾゾタウンさんと比較するとはるかに効率性は低いビジネスモデルだ。ゾゾさんの場合、物販から顧客サービスまで全てがPCとモバイルの世界で完結しており、非常にコストが低い。そして、自社流のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)も同業他社に先駆けて早々と確立した。それに対し、モデル事務所の了解を得てモデルさん達をサイトに登場させたり、果ては、TGC(東京ガールズコレクション)のような手間隙かかるイベントを開催し、そこでの差別化で顧客やアパレル各社を引き付けている。



しかし、そういうリアルの世界の興行という、もっとも泥臭い部分こそが、他の企業には手の出せない同社の最大の強みなのだ。



但し、最近の「girls shopping」の売れ筋ランキングを見ても、アパレルに混じってコスメが数多くランキングしている通り、モバイルのメインユーザーの平均可処分所得は恐らくPCユーザーより低いと推察されるため、高すぎるもの、キャリア向けの商品を数多く打ち出していけば顧客離れ→他のケータイ通販サイトへのシフトを加速するだろう。プラス、PC以上にモバイルのユーザーは、飽きが早い(友達からのクチコミでもっと面白いサイトにシフト)こと、成長→卒業が早いことへの対応も必要だ。



もう一つ、そういう客層を抱えている渋谷109系(ギャル系)のブランドさん達の動きも機敏ですからね。(取引条件の問題もあるんだろうけど)誘いがあればどんどん貪欲に新しいサイトにも出店していきますからね。そういうブランドが20〜30も揃えばどんな新興サイトもたちまち格好がつく。これらのブランドをゼイヴェルさんが独占的に囲い込む、なんてことは不可能なのだ。



この秋、リアルの店頭でジャケットが不振なせいでゼイヴェルさんのモバイルの店頭も伸びてはいるのだろうがイマイチ元気がなくなってきたように見ていたのだが、それだけじゃない、「モバイル2.0」の新たな波がひたひたと押し寄せているのだということが、徐々に数字にも現れてきたのかもしれない。これは目が離せなくなってきました。
 2006/11/23 23:07  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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プロフィール

岡山大学法学部卒、(財)ファッション産業人材育成機構・IFIビジネススクールマスターコース中退。高級婦人服専門店の百貨店インショップの販売員、日本繊維新聞中国支局(岡山)記者を経て、現在は東京・両国にあるファッション関連企業の支援機関の職員として、地元を飛び回る日々を過ごしております。
趣味:読書、ネット&ケータイサーフィン、婦人服のショップを見て回ること、美術館巡り、ヨガetc.,

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