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2007年08月30日

銀座・有楽町 激戦の秋

9月1日に開業する商業施設、銀座マロニエゲートの内覧会に行ってきました。

銀座プランタン隣に建てられた地上12階、地下1階で物販・飲食をあわせた店舗総面積は約9100平方b。核テナントのひとつとして入る日本最大級のユナイテッドアローズなど、見どころについては近日発行の日本繊維新聞で書きますが、いやー、とにかく銀座・有楽町地区は大激戦といえばいいのか、過当競争というべきなのか、とにかく大変なことになりますね。

全体消費は縮小傾向なのに、10月には有楽町に丸井が核テナントの銀座イトシア、11月には近くの東京駅に大丸東京店の新店舗、さらに2010年には銀座三越の大増床(2倍!)、12年には松坂屋銀座店の建て替え、そして「ブルガリ」などラグジュアリーブランドの世界最大級の巨艦店の進出も相次ぐ。少子高齢化、ずっと下がり続ける国民一人当たりの被服消費。個人的には新名所の華やかさよりも、過当競争の先行きが気になりますね。
2007年08月29日

ヘビーデューティー再び

9月1日に渋谷の明治通り沿いにオープンする「HD THE STORE」の内覧会に行ってきました。HDはヘビーデューティーの略。アメリカのアウトドアブランドを中心に揃えたアメカジショップです。

運営するのは株式会社ライトアップショッピングクラブ(旧ソニーファミリークラブ)。03年にカタログ通販、06年にネット通販を開始し、今回初めてリアル店舗をオープンするに至ったとのこと。カタログ通販の時はヘビーデューティー世代の50代が中心顧客で、ネット通販を始めて30−40代が急増。「リアル店舗のオープンによって、明治通りに集まる20代のお客さまにもアピールしたいですね」と説明してくれた広報の市勢さん。

ビジネスの詳細は近日発行の日本繊維新聞に譲りますが、ガレージ風の店内にアウトドアやアメカジのブランドを揃えた店内を見た私の印象は、とにかく「懐かしいなあ〜」の一言。私が多感な時期(今も多感ですけど)は渋カジブームで、今もこの店の近くにあるレッドウッドとかスラップショット、バックドロップ、プロペラに通いました。その頃にタイムスリップしたみたい。「シェラのマンパ、みんな着てたよなぁ」と市勢さんの熱心な説明をよそに、ひとり思いにふけるのでした。(H)
2007年08月28日

イタリア発の高級ジーンズ「MET」

写真は栄光商事が08年春から輸入販売するイタリアの高級デニムブランド「MET(メット)」です。

同社の宮本さんによると「日本の女性にすごくフィットするんですよ。細いシルエットでもかっこよく着こなせます」とのこと。

欧州の女性はお尻が大きく、ジーンズのパターンが日本女性には合わないことが多いのです。だけど「MET」は日本人にもしっくりくる。導入する決め手になったようです。

写真の商品はゴールドのロゴ刺繍やステッチ、ファスナーがデザインポイントになっていますが、他の商品もラインストーンなどをゴージャスに使うなど光沢感のある装飾を個性的に用いています。最近はデザイン要素の少ないプレーンなタイプばかりが脚光を浴びていたので、「MET」はけっこう新鮮に映ります。

生地もイタリア、縫製や加工もイタリア。「100%MADE IN ITALY」という織りネームが誇らしげですね。日本での中心価格は2万円台半ばになる予定です。
(H)
2007年08月27日

ゴスロリ恐るべし

クラシコイタリアからゴスロリまで取材する編集Hです。

ラフォーレ原宿をはじめ原宿界隈に3店のショップを構える老舗ゴスロリブランド「プトマヨ」のマネージャー兼デザイナーの長谷川俊介さんにお会いしました。
生半可な知識で恐縮ですが、ひとくちにゴスロリといってもゴシック系とかロリータ系とかパンク系とかいったジャンルがあります。
「『プトマヨ』はロリータやパンクのテーストをカジュアルに着こなそうというブランドで、ゴスロリファッションの入門者の方が多いんですよ。他のブランドよりもだいぶシンプルですし」と長谷川さん。うーん、シンプルですか。商品を見るかぎり結構インパクトがあるように思ったんですが、確かにゴスロリブランドが何店もあるラフォーレの売り場にいくと“シンプル”の意味が分かります。恐るべしゴスロリ世界!

最近はお店に海外のお客様も大勢いらっしゃるとのこと。
販売員さんによると、
「数年前は中国や韓国のお客様が多かったんですけど、最近は欧米のお客さんが多いですね。金髪のひと。染めてるんじゃなくて、ナチュラルな金髪のひとです」
欧米での日本のサブカルチャー人気に乗るように、ゴスロリファッションへの注目も高まっているようです。日本のゴスロリ雑誌の翻訳版が発行されたり「BABY」なんてパリに出店してますからね。
2007年08月21日

八王子で夏期講習

東京駅から電車に揺られること1時間、八王子にある地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター八王子支所という、やたら長い名前の施設に行ってきました。

多くのアパレルメーカーが加盟する東京ニット卸商業組合の夏季勉強会。若手社員を対象に、繊維製品の製造行程を学ぼうという夏恒例の催しなのです。今回は40人ほどが参加しました。地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター八王子支所には、撚糸、織機・編機、染色、物性試験といった設備が整い、また専門の技術者も在籍しており、初歩的な説明から高度な技術指導まで繊維製造に関するあらゆることに応えてくれます。通常、織りなら織り、染色なら染色といった具合に工場が分かれてしまうので、全工程を見れる場というのは、そうはないのです。参加者も熱心にメモを取ったり、質問したりしていました。

ところで、なぜ八王子なのか。繊維業界や地元の人には常識ですが、八王子は古くからの機業地なのです。いまでも絹織、ニット製品、染色業の工場が多く(60年代をピークにして激減していますが)、東京にもっとも近い繊維産地です。
そういえば、八王子出身の松任谷由実さんの実家は呉服店だったよなと思い、ネットで検索してみたら、このインタビューを見つけました。ホームページもあります。
(H)
2007年08月21日

「中国製子供服に有害物質」の衝撃

中華航空機の炎上にも驚いたけれど、これもけっこう深刻なニュースだ。

中国製子供服にも有害物質 NZ政府が緊急調査

ニュージーランドで販売されている中国製の子供服に、発がん性が指摘される有害化学物質ホルムアルデヒドが大量に含まれていることが民間テレビ番組の検査で明らかになり、ニュージーランド政府は20日、中国製衣服の緊急調査を開始した。ニュージーランド通信によると、民間テレビの消費者番組のため、委託を受けた政府機関の研究員が子供服や大人用衣服を検査、中国製の毛織物や綿織物の衣服から最高で安全基準の900倍に相当する濃度のホルムアルデヒドを検出した。(産経新聞web 07年8月20日)

周知の通り、日本で売られている衣料品の9割は輸入品で、そのうちの9割が中国製である(点数ベース)。
安全性が疑われた食品のように、消費者に嫌われて野菜類の輸入が5割も減るといった極端な事態にはならないだろうが、衣料品を扱う企業は何らかの説明や対応を求められることになるだろう。(H)
2007年08月20日

ジーンズ加工工場

岡山の名産といえば、桃、きびだんご、そしてジーンズです。
国産ジーンズの発祥の地であり、現在も生産量は日本一。最近はテレビや雑誌で紹介されることも増え、観光コースにもなっています。県もジーンズでの町おこしに本腰を入れており、来年3月には第1回「ジーンズメッセ2008」の開催が決まりました。

今回私が訪ねた株式会社ウエルズは、岡山駅から車で15分くらいのところに工場を構える加工会社。2000年創業とまだ新しい会社ですが、独創的な技術を武器に数多くの人気ブランドを手掛けており、業界でも注目を集めています。

縫製工場からノリ付けされた真っさらな状態で届いたジーンズは、ここでシェービング、サンドブラスト、シワつけ、ストンウォッシュといった加工を施され、全国の店頭に送り出されます。通常、国内の繊維製品の工場は高齢化が進んでいるのですが、ジーンズに関しては若い技術者の方が大勢活躍されています。彼らが新しい加工技術を開発して、ブランド側に提案したりしているわけです。詳しくは近日中の日本繊維新聞で紹介するので、お楽しみに。
(H)
2007年08月17日

あつものに懲りて@岡山空港

用心しすぎて出発時刻の1時間40分前と、国際便並に早く岡山空港に到着してしまいました。

滑走路が見えるレストランで大好きな一番搾りを飲んでおります。
岡山も暑かった。タクシーやバスにも乗りましたが、けっこう歩きました。のどはカラカラでしたが、空港での一杯を楽しみに水分補給をガマンしてきました。
それだけに最初の一口は旨かった。のどにしみました。この一杯のために岡山に来たような気さえします。
2007年08月17日

疾走@羽田空港

編集Hです。いま岡山に来ております。

今朝は飛行機に乗り遅れそうになって焦りました。
羽田空港駅に到着したのが、出発時刻の10分前。機械での搭乗手続きがすでに終了しており、カウンターのお姉さんに泣きついて助けてもらいました。悪いことに手荷物検査でも手間取ってしまい、搭乗口へ数百mも全力疾走して、なんとか間に合いました。

私はふだんは取材アポの15分前に到着し、原稿は〆切の2日前に出すほど、慎重な人間なんですけど、猛暑のなかお盆休み返上で仕事したせいか、疲れが溜まっていたのでしょう、目覚ましを止めて2度寝してしまいました。

午後から2社ほど取材して最終の飛行機で帰ります。余裕をもって行動しなくては。
2007年08月11日

ファッションマニアタウン2 桐生

 この写真を見てピンと来た人。あなたは相当の桐生通、いやファッションマニアと言って良いでしょう。
これは桐生が誇る名所の1つ、レストランの芭蕉です。かつてイッセイミヤケとテキスタイルデザイナーの新井淳一さんはここで様々な議論を戦わせたと言われております。ここで生まれたアイデアが80年以降、世界のモードをブイブイ言わせたのは周知の通りです。

とかいって私はこの前、初めて行きました。だって誰も教えてくれなかったんです。人望のNASAでは日繊で1、2を争う私ですが、桐生出身のマイボスSデスクは教えてくれても良かったんではないでしょうか。
というわけで、せっかくですのでこの芭蕉で、若いテキスタイルデザイナーたちの話しを聞きました。
いま桐生には、国内外の名門美大・ファッションスクールを卒業した若い人たちが集結しているんですよ。知ってましたか。詳しくは本紙20日付で。

テキスタイル業界は、桐生のこんな動きを始め、新たな時代が幕を開けようとしています。アパレルでもJFWを始め、新しいことがどんどん起こってきていますね。
生意気なようですが、彼らも日繊も、そしてこのブログもどうかお見逃しなく。

ちなみにファッションマニアタウンその1は、ここです。
2007年08月10日

クールビズ廃止の危機!?

きょうは久々にスーツにネクタイで出勤したんですが、暑かったですねー。蒸し風呂状態というか、汗まみれで一日を過ごし、どっと疲れましたよ。クールビズ大賛成の編集Hです。

ところが夕刊には、こんなニュースが載っていました。

クールビズ廃止、西岡議運委長が突然提案

民主党の西岡武夫参院議院運営委員長は9日の理事会で、「(参院では)次の国会から『クールビズ』の申し合わせを廃棄したい」と述べ、次期臨時国会から本会議、委員会でのネクタイ着用を義務づけることを提案した。10日に改めて協議するが、突然の提案に与野党とも困惑顔だ。西岡氏は理由について、「制服を着た国会参観の子どもがいる中で、大人がリラックスした格好でよいのか」などと述べた。(8月9日読売夕刊)

クールビズに賛否があるのはわかりますが、こんな理由もあるんだなと思いました。制服の小学生だってネクタイ結んでるわけではないでしょう。要はノーネクタイでも、フォーマルに着こなせばいいわけです。クールビズファッションはそういう主旨だったはず。

でも実際は難しいかな。通勤電車をみても「ネクタイ外しただけ」という人が圧倒的ですからね。制服姿の小学生の方が立派に見えるかも。
2007年08月09日

バーニーズ1000億円争奪戦に決着

街頭の温度計が35度を表示するなか、記者会見に遅刻しそうなので、ポケモンラリーの子供たちをかき分けるように、早足で原宿駅の階段を下っていたら、編集部のT田さんから「ファーストリテイリングがバーニーズ買収を断念」の一報がケータイに入った。

驚いた。
私は柳井会長は何が何でも獲りにいくだろうと考えていた。
バーニーズが買収できれば、ユニクロのアメリカでの知名度や人材確保、ファッション情報の収集など得るものが大きいからだ。苦戦するアメリカ市場で、バーニーズ買収ほど起爆剤になる案件はそうそうあるものではない。「2010年に連結売上高1兆円」を至上命題に掲げるファーストリテイリングにとって、残された時間はそう長くない。これまでも海外を含め積極的なM&Aを仕掛けてきたが、いずれも小粒で、柳井会長がいうところの「ユニクロのプラットフォーム」にはなりえない。大型案件に関しては昨年、香港のジョルダーノの買収も断念している。

今後、M&A戦略をどう仕切りなおしていくつもりなのか。柳井会長の言葉を聞きたい。
2007年08月08日

秀峰

参院選で「みんな大好きオムライス」って絶叫していた政党があったけど、ランチ時のおじさんたちは「みんな大好きサバ塩定食」なのです。
というわけで、3ヶ月ぶりの編集部おすすめランチ情報はサバ塩の名店、日本橋の「秀峰」です。

地下鉄・三越前駅から徒歩3分ほどの場所にある小体な和食店。12人くらいが座れるカウンターの内側で、調理のおじさん、配膳のおばさん×2が手際よく客をさばいています。
魚の定食がいくつかあるけれど、昼は6割くらいの客がサバ塩定食(650円)を食べている。おじさん比率は7割。女性もいるけれどキャピキャピしたOLさんじゃなくてベテランOL。お店の雰囲気とぴったりというか、渋い人が多いですね。
常連客が「サバ、しっぽ」「サバ、お腹の方」などと部位を指定する姿がよく見られます。しっぽ側とお腹側の味がどう違うのかイマイチ分かりませんが、なんか通っぽくて、かっこいいですね。今度、ボクも「サバ、しっぽの方をミディアムレアで」とおばさんに注文してみたいと思います。(H)
2007年08月06日

ウール君の夏休みの巻

こんにちは、ぼくウール君です。

まいにちきびしい暑さがつづいていますが、みなさんいかがおすごしでしょうか。

ウール君は夏が苦手。だってふわふわの毛があついんだもん。おそとにでると、汗がだらだら。のどはからから。熱中症でたおれそうだよ。

こんな日は早くおうちに帰って、シャワーをあびて、ひえたビールをゴクリといっぱい。くぅ〜いきかえるぅ〜! これがなくちゃ夏はやってられないよ。

すでにお気づきかでしょうが、本日からタイトルカットが「海水浴編」にかわりました。

♪チューブを透かして見る空 しばらく地球は止まってる

ってね。じゃあ、メリーちゃんともうひと泳ぎしてくるね。バイバイ。
2007年08月03日

ユニクロジーンズ×elite MODEL

この秋、ユニクロが仕掛けるのは、やや股上が深めのワイドシルエットジーンズ。4日から全国発売される「ワイドレッグジーンズ」(3990円)は、先行発売する銀座店ではすでに一番人気だそうです。

日本で1年間に販売されるジーンズは約1億本といわれています。ユニクロはそのうち1000万本以上を占め、ジーンズ専業メーカーを抜いて国内シェアトップ。影響力は絶大です。昨年のスキニーもユニクロが仕掛けたことで一気にマスファッションになりました。ワイドもハイライズもすでに流行っているシルエットではありますが、マスファッションとまではいっていない。ユニクロはスキニーと同じような絵を描くことができるのでしょうか。

3日午前にユニクロ銀座店で行われた記者発表には、このほどelite MODEL 日本代表に選ばれた岸本聖紫瑠さん(17=写真中央)をはじめelite MODELの方たちが勢ぞろいして、ワイドレッグの脚線美を披露してくれました。岸本さんの名前は“セシル”と読むのだそうです。おじさんはもうついていけません。(H)
2007年08月02日

ディーゼル×80年代

なぜか今週は五反田に行く機会が多いんですよ。月、火、木の週3回、毎回別の企業の取材です。これまで年数回しか、降りなかった五反田なのに、今週は「五反田が俺を呼んでいる」状態です。

で、きょうはディーゼルの08年春夏展へ行ってきました。
深海、スキューバーダイビング、マリンスポーツ、水兵服などのモチーフを盛り込んだコレクションはディーゼルらしい遊び心が満載です。左の蛍光色のウエアは80年代テイストですね。ちょっとキッチュな感じなのにカッコいい。そのバランス感覚は絶妙です。

ディーゼルといえばデニム。
世界で東京とニューヨークにしかない「ディーゼルデニムギャラリー」が青山に9月4日に移転オープンします。2階はギャラリースペースとして若いアーティストの作品の発表の場を常設するそうです。
(H)
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