
香港現地での取材と原稿を書き終えた深夜、知財担当キャップのHさんから指令が入った。「
香港の裏マーケットで特ダネを取って来い...」。
新しい潜入取材のためか、それとも単なる花粉症対策か、最近は、常に鼻までマスクで覆われたHさんの鋭い眼光が頭をよぎった。「
Y君。たまには、羽を伸ばして来いよ」。行く前はこんなこと言ってた気がするが、そういえばあの時、目は笑ってなかったな。「
レポートを書いてもらえると、うれしいな(〃^¬^〃)」。メール末尾の顔文字が、”狂犬”と呼ばれる男の底知れぬ邪気を物語っている...