
ひさしぶりに秋葉原に行ったんだけど、本当にスゴイことになってるんですね。
家電の街というより完全にオタクの街。電気街口改札を出ると、笑っちゃうくらいにメイドさんだらけ。そのメイドさんを囲んで、たくさんのアキバ系というんですか、その筋の人たちが撮影会をされているわけです。外国人観光客がメイドさんと記念撮影する光景も見られました。
私は10年ほど前、この付近の会社に勤めていたんですけど、電気街口は実演販売のワゴンが並び、軽妙な販売トークで見る人を沸かせていました。当時もオタクの人が多かったけど、まだ主役は家電やパソコンだった。たかだか10年でこんなに街が変貌するのは珍しいと思います。
「大企業資本の後ろ盾に乏しいオタク趣味が、90年代以降、いくつかの要因が絡んで、秋葉原の電気街に磁場を形成した。そして97年から急速に、電気街から日本一のオタクのメッカへと、その街を変貌せしめたのである。巨大な資本を投入した組織的開発でも行われたかのように、昔からの電器店が次々にオタク趣味の専門店に取って代わられ、アニメやゲームのキャラクターが、街の風景にかつてない密度で現れ始めた。(中略)趣味が、都市を変える力を持ち始めたのである。これは都市史において、前代未聞の現象である」(
森川嘉一郎『趣都の誕生』)