
ファーストリテイリングは10日、千葉県の新京成新津田沼駅前にあるビルを丸ごと賃借し、ユニクロ大型店などからなる商業施設を今秋オープンすると発表しました(
http://www.nissenmedia.com/today/index.php?no=11329)。
この新津田沼駅前にあるビルというのが、2月12日に閉店する丸井津田沼店のビル。流通業界というのはホントに変化が激しいんだなと改めて思いますね。
津田沼と言えば
津田沼戦争。
語り草になっている70年代後半の出店ラッシュに伴う激烈な販売競争です。
リアルタイムを知らない世代の私も学生時代に流通概論の授業で習ったのを覚えています。
70年代後半、国鉄津田沼駅の半径300bの地域にイトーヨーカドー、ダイエー、長崎屋、パルコ、西友、高島屋などの大型店が短期間に相次いで出店、全国でも例を見ないほどの熾烈な局地戦が繰り広げられたのでした。その後、競争に敗れた長崎屋、高島屋、西友などが撤退。事実上の勝者はヨーカ堂で、津田沼店は一時は売上高日本一のヨーカ堂だったはず。最近ではヨーカ堂の目の前にイオンSCがオープンし、南口のダイエーは閉鎖しました。
で、今年は丸井も閉店、その跡地ビルにユニクロ大型店を中心とした商業施設がオープンするわけです。こうしてみると、津田沼戦争当時から生き残っているのはヨーカ堂とパルコだけなんですね。ダイエー、長崎屋をはじめ経営破たんした企業もある。栄枯盛衰。諸行無常。夏草や兵どもが夢の跡。
私は近くに住んでいるので、たまに津田沼に行きますが、10数年前に比べるとやはり街全体に元気がないように感じます。同じ千葉県の柏のように個性的な小さな店が点在するような奥行きが津田沼にはないので、大型店の成否が街の勢いにもろに影響してしまうようです。(H)