
きょうは高級スーツのお話。
フランスの服地メーカー、ドーメルはパシュミナとヴィキューナを組み合わせた最高級素材「ヴァンキッシュ」を発売しました。
パシュミナというのはインド北部のカシミール高地に生息するヒマラヤ山羊のお腹部分に生える柔らかい産毛で織った素材。6年くらい前にパシュミナのストールが流行ったのを覚えている方も多いでしょう。ヴィキューナというのはアンデス山脈に生息するラクダ科の動物。黄金色の毛はインカ帝国の時代には皇帝だけが着ることを許されました。別名「神の繊維」。
いずれも標高4000m以上の高地に生息し、頭数も非常に少ない。古くから高級素材の代名詞みたいなもんで、それを混紡してしてしまうというのは考えられる最高に贅沢な素材といえるでしょう。キャビア、フォアグラ、トリフが一皿に載っているイメージというか、それ以上です。
え? スーツのお値段ですか?
この服地は世界300着限定。今のところ日本では銀座の壱番館というテーラーだけで取り扱っていて、これでスーツを仕立てると最低でも……