
このおじさんをご存知ですか?
デニムの世界では知らぬ人はいないというジーンズデザイナーの
アドリアーノ・ゴールドシュミット氏です。80年代に「ディーゼル」や「リプレイ」の草創期をプロデュースし、01年には自らの名を冠した「AG(アドリアーノ・ゴールドシュミット)」を発売、そして昨年新ブランド「ゴールドサイン」を発表。プレミアムジーンズなんて言葉が無い時代から、ファッション感度の高いジーンズを送り出してきたパイオニアなのであります。現在、米国やイタリアで活躍するジーンズデザイナーの多くが、ゴールドシュミット氏の影響を受けており、
ジーンズ業界のゴッドファーザーとも言われています。超大物にも関わらず、気さくな人柄で日本のファッション業界にもファンが多い。かくいう私のその1人です。何度かインタビューしてその飾らない人柄に魅せられました。

現在来日中のゴールドシュミット氏を囲むパーティが今晩、代官山で開かれたので行ってきました。
大雨に関わらず、会場のレストランは人でいっぱい。この中で「ゴールドサイン」の新作ファッションショーが開かれ、モデルさんが大勢のお客さんの間を縫うように歩いていました。
ショーの後半、モデルさんはお客さんに綿を配り始めました。「ゴールドサイン」の特長のひとつである超長繊維綿、スーピマコットンです。世界で生産されるコットンの総量のうち1%にも満たない希少な品種で、独特の柔らかさと光沢感を持っている。通常ジーンズでは使わない高級素材です。しかもゴールドシュミット氏は綿花の畑に自ら何度も足を運び、厳選した畑で取れたスーピマ綿しか使わないという徹底ぶりなんだそうです。(H)