先週末、仏「クリストフ・ルメール」の取材へ。
11年春夏シーズンのメンズウェアは、シックでニュートラルな単品構成。
西洋的なスタイルと東洋的な民族衣装を融合させたようなウェア。基本はミニマルなピースだが、こうしたディテールを削ぎ落としたアイテムは現在のメンズで少ない。実力派の片鱗がうかがえる完成度だ。
エジプトの伝統的な長衣であるカフタンや、インドの男性用民族衣装のクルタをコートに仕立てたアイテムもある。
ボリウッド映画の俳優が着る刺しゅうをふんだんに使ったクルタではなく、あくまでもシンプルなクルタ。取材日もとても暑い日だったので、この服がとても涼しそうに見える。
ちなみにこのルメール、親日家としても知られている。よく見ると、テキヤが着るシャツから影響を受けたアイテムもあった。どうやら日本のヤクザ映画が好きらしい。熱狂的な“キタニスト”というより、昔からあるヤクザ映画の世界。
そういえば仏本国の現地法人名は「仁義」だったな・・・。
11年秋冬シーズンからは「エルメス」のアーティスティック・ディレクターとしても手腕を振るうルメール。ジャンポール・ゴルチエの後任として、同メゾンをどう進化させるのか。
まさかテキヤのシャツがエルメスに・・・何てことはないハズだ。
(市)