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2010年08月30日

FACETASM

27日夜、5つのレセプションが重なる・・・。

マークスタイラーが新たに開設したセレクトショップ「ヴァルヴィート81」のレセプション取材を終え、北青山の「ザ・コンテンポラリー・フィックス」へ。

同店舗の1階でビールを一気飲み。
猛暑で疲労した体にしみわたる一杯。飲み終わったジョッキを返却すると「もう飲んだんですか、速いですね」と笑顔で言われる。ご好意で頂いた一杯を楽しもうと思ったが、楽しむ間もなく一気に・・・。
恥ずかしい。苦笑



さて、本題へ。

コンセプトショップ「ザ・コンテンポラリー・フィックス」の2階に、東京ブランド「FACETASM」(ファセッタズム)のリミテッドショップがオープン。9月10日までの期間中、イーグルワッペンを配したスタジアムジャケットの先行販売や同店舗とのコラボアイテムを並べている。



ファセッタズムは、テキスタイルメーカーでキャリアを積んできた落合宏理デザイナーの強みを生かし、オリジナルプリントを使用したウエアに支持が集まっている。確かに、独特のプリントやユニークなテキスタイルが多い。各シーズン、商品の約8割を別注素材で対応しているそうだ。これらの素材に、カルチャーやストリートのモチーフを盛り込んでいる。

10万円以上の商品は殆どなく、ブルゾンの中心価格は5万円前後、ダウンのアウターは8万円。ドメスティック系では、比較的買いやすい価格帯も特徴になっている。今回のコラボ商品でも同等の価格帯だ。

素材のこなしが難しいテキスタイルを、都会的に仕上げたクリエーション。

価格とデザインのバランスにも長けている。
(市)


2010年08月24日

逞しさ



24日昼、合同展「モード・イン・フランス」の取材。

こうした海外勢の合同展示会は、出展者数が減っているのが現状。急激に減るというより、徐々に減ってきた印象だ。

日本での不況はもとより、欧州でも慢性的な不況に陥っている。「同じ不況なら、輸出にチャレンジしないといけない。不況こそ、チャンスが広がっている」と語るメゾンも。参加しているのは中小のファミリー系メゾンが中心。だが対日ビジネスには積極的で、チャレンジ精神も旺盛だ。日本の“内向き企業”に聞かせてやりたい・・・。

今日の印象では、バイヤーの来場者数はそれほど減っていない。むしろ活況を呈するメゾンがあり、意外な驚きだった。なかでもオススメなのは、今回が初出展となる「ジャイコ」(JAYKO)。繊細&詩的なクリエーションで、軽く揺れるレイヤードレスやブラウスが特徴(写真)。コットンやシルク、麻など、採用したのは天然素材のみ。

日本でのビジネス経験は浅いが、オーストラリアやサウジアラビア、韓国などに輸出実績がある。デザイナーのSabine Bardonさんは「私は日本人の繊細な感性が好き。いずれ日本で本格的なビジネスをしたいと思っていた。でも受け入れられるか心配だわ」と笑う。

欧州の中小メゾンは逞しい。
一方、日本人バイヤーは、新しいクリエーションを求めながら、価格とデザインのバランスをシビアに見ている。

このせめぎ合いが面白い。
(市)

2010年08月17日

ルブタンの路面店

いよいよ「クリスチャン・ルブタン」の路面店がオープンすることになった。

出店場所は銀座7丁目。交殉ビルにほど近いところだ。
オープンは10月29日を予定。レディス&メンズシューズの限定品を用意するほか、メンズでは直営店唯一の販売店舗となる。

同ブランドには熱狂的なファンが存在。
あの“レッドソール”を1回でいいから履いてみたいと思っている人も多いはず。非常に高額だが、1シーズンに2、3品番を続けざまに購入する業界人も珍しくない。

こうなると、ちょっとしたマニアに・・・。

最近はスニーカーを履いている男性もチラホラ見かける。
スタッズなどの光沢を散りばめたハイカットスニーカーで、開設予定の路面店ではメンズ品番も増えるらしい。男性にも朗報か。

今年2月にオープンした松屋銀座店(日本初のルブタン直営店)も売り上げは絶好調と聞いていた。不況もなんのその、近年では珍しい好調ブランドだ。限定シューズとして、レディス2型、メンズ6型を展開。レディス品番では「DAHLIA」(10万9200円)、「LADY PEEP」(13万9650円)の2型を並べる。

直営店のあるパリやニューヨーク、香港でルブタンの希少シューズを購入していた人も、これでひと安心。
(市)

2010年08月09日

Christophe Lemaire



先週末、仏「クリストフ・ルメール」の取材へ。

11年春夏シーズンのメンズウェアは、シックでニュートラルな単品構成。

西洋的なスタイルと東洋的な民族衣装を融合させたようなウェア。基本はミニマルなピースだが、こうしたディテールを削ぎ落としたアイテムは現在のメンズで少ない。実力派の片鱗がうかがえる完成度だ。

エジプトの伝統的な長衣であるカフタンや、インドの男性用民族衣装のクルタをコートに仕立てたアイテムもある。

ボリウッド映画の俳優が着る刺しゅうをふんだんに使ったクルタではなく、あくまでもシンプルなクルタ。取材日もとても暑い日だったので、この服がとても涼しそうに見える。

ちなみにこのルメール、親日家としても知られている。よく見ると、テキヤが着るシャツから影響を受けたアイテムもあった。どうやら日本のヤクザ映画が好きらしい。熱狂的な“キタニスト”というより、昔からあるヤクザ映画の世界。

そういえば仏本国の現地法人名は「仁義」だったな・・・。

11年秋冬シーズンからは「エルメス」のアーティスティック・ディレクターとしても手腕を振るうルメール。ジャンポール・ゴルチエの後任として、同メゾンをどう進化させるのか。

まさかテキヤのシャツがエルメスに・・・何てことはないハズだ。
(市)

2009年04月01日

伸長するメンズ


写真は「サカイ」の来春夏メンズライン

今週でメンズブランドの展示会がひと段落。

デザイナーや担当者に話を聞くと・・・ひと言でいえば、レディスブランドよりもビジネスが堅調ということ。海外の取引先を増やし、売上高が伸長しているブランドも多い。このブログで何度も紹介したが、アジア地域の取引先が予想以上に伸びている。

「メンズラインは先シーズンに続き、1店舗あたりのオーダーが増えている」(サカイ)。

「以前からアジアのバイヤーには注目してもらっているけど、実際にオーダーをもらっている」(ソーイ)。

「台湾や香港などでは、若い富裕層に支持されている。もしかしたら、ステイタスシンボルになっているのかも」(マスターマインド・ジャパン)。

経済成長に比例し、買い付け量を増やしているアジアのバイヤー。特にメンズウェアが好調なのは、欧米にはないカジュアル&ラグジュアリー感にバイヤーの支持が集まっている。

アジアの某バイヤーは、実に細かく展示会を回っている。別にどこからの招待を受けることもなく、定期的に調査・買い付けを行っている。レディスと比較し、メンズブランドは数が少なく、展示会時期もおおむねまとまっている。バイヤーも回りやすいのだろう。

もちろんメンズウェアの市場規模は、レディスのそれよりも相当小さい。それでもメンズが売れるのは、クリエーションやファッション感度だけではなく、何か決定的な要因が潜んでいる。
(市)


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