
トレヴィゾでの仕事を終え、次に向かったのがスキオという街です。
ローカル線にコトコト揺られること3時間(乗り換え時間含む)。
車窓の景色がどんどん山深くなってきます。乗客は数えるくらいしか乗っていない。
「こんな山奥にアパレルメーカーがあるのか」とちょっと不安になりながら、終点のスキオ駅に着きました。ホームに下りると、そこから先にレールが無い。本当にどんづまりなんだな。

スキオというのは人口3万人にも満たない田舎町で、観光地というわけではない。ただ昔からこの地方は“イタリアのマンチェスター”と呼ばれるくらい綿織物や毛織物工業が盛んな地域だったようです。そうえば私が宿泊した小さなホテルの看板には羊の絵が描かれ、部屋のカギのキーホルダーも羊の形(ウール君みたいなやつ)、部屋やロビーには過去の毛織物工場を描いた絵画や写真が飾られていました。
事前にスキオに関する情報を知りたくて、ネットで調べたけど、日本語で書かれた情報がなかなか見つかりません。日本とは本当に接点の無い町なんだなとあきらめかけていたその時、ある有力な情報をつかんだのです。
スキオという街は日本で活躍する有名タレントの生まれ故郷でした。
その有名タレントとは……

ヒデとロザンナの
ロザンナさんです。
私はこの情報を知って、なんだかスキオという街が身近になりましたよ。
え?
ヒデとロザンナを知らない? 「愛の奇跡」知らない?
う〜ん、困ったな。ジェネレーションギャップですねぇ。まぁ、ご存じない若い方はお父さんお母さん、または会社の上司にでも聞いてください。
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