
6月度の商況がそろい始めた。
予想通り悪い。1日夜の時点で発表されている有力衣料品専門店(20日締め、月末締め)で、既存店ベースの売上高が前年実績をクリアしている企業は私の知る限りない(あったらごめんなさい)。5月に引き続き2ケタ減の企業も多い。月末締めに関しては前年よりも1日休日が多いにも関わらずなのだから深刻だ。
驚きなのは伊勢丹新宿本店までもが9.1%減になったことだ。6月14日、地下鉄副都心線が開業した。伊勢丹新宿店はこの駅と直結する。「伊勢丹のために開通するような地下鉄路線」とささやかれたほど、その恩恵をもっとも受けるだろうといわれていたのに、である。
ガソリンや食品の値上げなどの影響を受けた生活防衛意識の高まり。前年よりも2週間以上早い梅雨入り。前年のセール開始が6月末と例年に比べて早かったこと。市場をけん引するビッグトレンドの不在。さまざまな要因が重なっているのだろうが、なんだか不気味な消費低迷に思えて仕方ない。
(H)
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