
有力百貨店の初売りは総じて好調だったようですが、福袋効果はわずか1日の短い命。正月恒例の経済人による景気予測や弊紙が年末に集中的に行なった社長インタビューでも、2008年の消費市場は前年以上に厳しいといった見方がほとんどでした。
12月の百貨店や専門店の既存店売上高をみても、今秋から柳井会長自ら商品計画の陣頭指揮を執りだしたユニクロの6.4%増(3ヶ月連続の前年クリア)とポイントの2.6%増を除き、大手は総崩れといった状態です。原料や原油の高騰による食品やガソリンの値上げがボディブローのようにきいて、消費者は生活防衛的になっています。真っ先に支出を抑えられるのが衣料品でしょう。なのに戦後最長の好景気(実感は全くないが)を背景に近年は専門店やSCの拡大に次ぐ拡大によって、たいへんな供給過剰。既存店が前年実績を維持するのは至難の業になっています。
「単に売れないのではなく、不気味に売れない」(柳井会長)。消費低迷に促され、昨年以上に業界の再編が進む年になるのでしょうか。
(H)
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