
5日の日経夕刊によると、サッカーのドイツ代表のユニフォーム契約に関して、米ナイキが破格の好条件を提示し、これまで半世紀以上にわたり契約を独占してきた地元の独アディダスが苦境に立たされているとのこと。ナイキが提示したのが2011年からの8年間で約6億ユーロ(約950億円!)という、べら棒な金額。アディダスの条件を大きく上回ったもようと記事は伝えている。
いまや世界の2強といわれ、激しい覇権争いを繰り広げるナイキとアディダス。アディダスはドイツでサッカーブランドとして創業したメーカーである。対してナイキはサッカーに参入してわずか10数年に過ぎないが、豊富な資金とマーケティング力で有名チームのユニフォームを次々にスオッシュに鞍替えさせてきた。
ナイキがサッカー界を驚かせたのは90年代の後半。ブラジル代表のユニフォーム契約を10年間2億ドルという、当時としては破格の金額で取得した。このあたりを機にユニフォーム契約金は高騰していった(もっともテレビ放映料や選手契約金などのスポーツビジネス自体が膨張していったんだけど)。
もし地元のドイツ代表をナイキに獲られるようなことになれば、アディダスにとってこれほどの屈辱はない。ドイツ代表ユニフォームはアディダスというブランドにとっての歴史そのもの。単なる一国ではない。奪われた際のダメージは大きすぎる。必死の巻き返し工作を図ることだろう。
ちなみにアディダスと日本代表との契約は8年間で160億円といわれている。(H)
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