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2007年02月02日

リボリ教授に会ってきた

以前「ファッション記者は見た!」で紹介した『あなたのTシャツはどこから来たのか? 〜誰も書かなかったグローバリゼーションの真実〜』の著者、ジョージタウン大学のピエトラ・リボリ教授が来日し、インタビューする機会に恵まれました。ブログでの紹介記事を同書の翻訳者の方がたまたまご覧になり、お礼の電話をいただいたという話も書きましたが、その雨宮寛さん(コーポレートシチズンズシップ代表)からリボリ教授への単独取材のお話をいただいたのです。

「東京の街をみる時間はありましたか?」
「昨晩、講演会の前に新宿でクリスピー・クリーム・ドーナツに長い行列ができているのを見てたいへん驚きました。アメリカ南部の小さな町で生まれたドーナツショップが日本でこんなに人を集めているなんて」
「まさに本書のテーマであるグローバリゼーションですね」

クリスピー・クリーム・ドーナツは全米で300店を展開するドーナツチェーンです。昨年12月に日本1号店を新宿南口に開きました。仕掛けたのは企業再生支援などを手掛けるリヴァンプ(本社・東京)。その代表はファーストリテイリング(ユニクロ)の元社長の玉塚元一氏と元副社長の澤田貴司氏です。繊維産業のグローバリゼーションに商機を見出して大成功を収めた玉塚氏と澤田氏が仕掛けたドーナツショップに、繊維産業を通じてグローバリゼーションを考察したリボリ教授が関心を示す。何か不思議な縁を感じますね。

インタビューの詳細は日本繊維新聞で近日中に掲載するのでそちらに譲りますけど、感銘を受けた本の著者にインタビューできるなんて、記者をしていてつくづく良かったなと思いましたよ。実際にお会いしてリボリ教授のユーモア溢れる語り口に魅了されました。グローバリゼーションという難しい話をこれだけ平易な語り口で、しかも深く論じるころのできる学者さんはそういないでしょう。この本ではリボリ教授という名ガイドに導かれて、テキサスの綿花畑、上海の縫製工場、ワシントンの国際政治の最前線へと実際に旅をしたような錯覚を味わうことができます。私は英語がちんぷんかんぷんですが、リボリ教授の他の著作が翻訳されたら是非読んでみたいと思います。(H)

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