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最近、夏になると浴衣姿の若い方が毎年増えているように思います。 例え花火大会、お祭りの時だけであっても私たち大人より、むしろ素直にキモノの良さを身近に感じているのかも知れませんね。。。 そういえばセレクトショップさんも今夏はかなり力を入れていたようですが、いよいよ和も一時のブームでなくなったのでしょうか! 今回は、キモノブランドRUMI ROCKを率いるクリエィター、芝崎るみさんより近況報告を寄稿頂きました。(少し長いです〜!) 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 着物にクリエイションを! ![]() ![]() 着物というのは本来日常着です。しかし戦後のことだと思いますが、着物にたずさわる制作販売それぞれの立場で「美しい日本伝統文化」というまことに重たいものを背負わせてしまったため本来の楽しさ、元気の良さを出すチャンネルを失ってしまいました。 それが、インターネットの普及により(最初は15年くらい前、ニフティサーブでの同好会だと思われます)、「こんなに楽しい!着たい!」というムーブメントが着る方の人たちから産まれ、古着や洋服との組み合わせにより、自由で開放的な着こなしのグループが出てきました。 それに沿った形で、また同時進行でアンティーク着物販売店も増え、手頃な値段の着物の企画も増え、浴衣ブームもあり、和ブームも追い風になり、映画などの露出も増え、現在平日でもデパート買い物等遊び着として着物姿がちらほら見られるようになってきています。 ![]() ![]() 洋服文化の日常から解放され、エコや自然に近い形、またむかしからある体の動かし方の体験という意味でも愛されてきているのだと思われます。 着物業界がそれに沿った形で売り上げを伸ばしているということでは決してなく、生きのいい小売店がトレンドを押さえた値ごろ着物を発信している以外は、大きく売る売り方ーつまり問題になっている「ローンを基盤にした高級品の展示会」での展開ががくっと下がっている現状(ローンの規制もあり)では、20年前の半分とか3分の1の事業規模になってしまったようです。 左より【鉄条網】【コウモリ】【大海老】 ![]() ![]() ![]() 問題はクリエイティビティです。洋服に見られるような、いまこの瞬間に出来た形、かっこよさの追求は着物という枠にあるのかというと..もちろん、映画などメディア上ではたくさんあります。忘れられない名シーンの着物姿はたくさんあるのです。生活の中では、着物はまことに用途の多い道具です。「お茶会に行く」「卒業式で着る」「受付できりっと見せたい」「日本文化を知っている人になりたい」さてそんな中で「かっこいいから、着たいな」「ちょっといいんじゃない?」「うわたまらない..」が許されるのかどうか?大規模産地でない東京で、染色工房を持たずデザインだけで、また平民(農民)の出ですから、私のやれることはそこしか無いような気がしてます。心の解放です。 ![]() ![]() というわけで、この冬は浴衣図案の仕込み&小物の小細工&染色方法研究&生地素材集めに終始しております。 手作りに興味のある人をネットで募って、半襟型染め教室を企画してみました。 ■写真 ※上より:生地にバインダー糊を置くところ ※中:真剣な面持ちで型彫り ※下:某江戸小紋職人も参加、ぼかしの擦り染めで柄を表現 ![]() 型染め、捺染技術は必要ではありますが、染色に伴う秘技のような知識は必要ありません。シルバー色箔をバインダー糊の上にアイロンプリントしました。 初心者とはいえ、図案意匠は半襟としてもぴりっと決まるものを考えてみたつもりです。 途中で終わってもいいようにしたのですが集まった5名は真剣で、難しい型彫りも丁寧にこなし、箔加工の派手な仕上がりの半襟を持って帰られました。 売り物ではたぶん見られない加工法だと思います。年末、クリスマスにぴったりの仕上がりです。写真いくつか添付します。実際の型彫りのテクニック、バインダー糊の乗せかたは、江戸小紋染工場勤務歴12年、キモノスイッチ金子が指導しました。 全体のコーディネート、部分的な技術やデザインは一般に開放して、着せられているだけではない体験を定期的に作っていけたらと思っています。 |














