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僕の両親は既に他界しています。大の仕事人間だった父が、定年退職後に生き甲斐だった仕事がなくなり、気力も無くなってしまい、体調を崩し2年後に61歳で他界。(仕事人間の方々、本当に気をつけてください。何か趣味がないと危険です) その1年後に母に卵巣癌が見つかり、3年間の壮絶な闘病の末に65歳で亡くなりました。癌が見つかった時は、余命3ヶ月と言われたのですがその10倍の3年間も癌と戦ってました。何度も何度も手術をして・・・。どんどん、どんどん、小さくなっていく母でしたが『絶対に癌なんかに負けない』が口癖でした。(女性の方、卵巣癌は見つかりにくい癌です。早期発見であれば、かなりの確率で治ります。定期検診に婦人科検診を受けるようにおすすめします) 父は、バーバリーが大好きな食品関係の商社マンでした。ロンドン出張のお土産に、小学生だった僕にあのバーバリーチェックのマフラーを買って来てくれました。当時は全く価値がわからず・・・正直、あのベージュのチェックがダサく思えて、学校にして行くのが嫌でしょうがなかったのをおぼえています。でも、あのカシミヤの肌触りは小学生ながら気持ちよかったです・・・。 父は生前に強く僕に起業を薦めていました。定年後の生きがいをきっと僕に求めていたのかもしれません。僕ももともと起業願望もあったのですが、より具体的に考えたのは父が亡くなってからです。 母もファッションが大好きで、洋裁もできたので子供の頃のニットは全て手編みでした。とても気が強く、闘病生活の中でも最後の最後まで弱音を一切言わない本当に凄い母でした。僕の会社を、支えてくれていたのも母です。自分が闘病で大変なのに、僕の会社を心配していて本当に自分が情けなくなったものです。それなのに、会社の経営を軌道にのせるので忙しい事を理由に、お見舞いに行くのが面倒と思ってしまった自分もいて・・・。 本当に本当に、後悔しています・・・。 内の服が初めて雑誌に出たのを本当に喜んでくれた笑顔が今でも忘れられません。 『元気ですか、僕は元気に頑張ってます!苦しかったけれどあれから、得意先も増えて少しずつではあるけれど順調にきています。調子に乗るなと口癖のように言っていましたね、気をつけていますが、おふくろから見て大丈夫でしょうか?タバコはきちんと二年前に止めましたよ、何度も吸いたくなりましたが・・・ここはおふくろに似たのでしょう有言実行です。また、手紙書きますね・・・いつも、本当ありがとうです。』 江の電をみて、昔よく家族で鎌倉に来たのを思いだし、少しセンチになってしまいました。 おしまい・・・ |







