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SUSHIの「超」ビジネスモデル
ロンドンのヒースロー空港内に回転寿司屋があります。
宇宙食のような寿司を、おぼつかない手つきで、箸を使って食べている外国人がたくさんいました。



YO・SUSHIという名前のチェーン店です。
従業員に東洋系の人はいませんでした。おそらく経営者は日本人ではないでしょう。

SUSHIは世界中の都市で見かけるから、
「日本の寿司屋はさぞしかし大企業だろう」と質問されたことがあります。
残念ながら、国際化の波に乗って大企業になった寿司屋を、私は知りません。

野口 悠紀雄さんの書いた「ゴールドラッシュの『超』ビジネスモデル」によれば、
カリフォルニアのゴールドラッシュで、金を掘って財産を成した人はひとりもいなかったそうです。
財産をなしたのは、その採掘者に必要なものを独占的に供給した人。
つまり、採掘者に作業衣(ジーンズ)を供給したリーバイ・ストラウス(Levi Strauss) のような人でした。

この伝で言えば、SUSHIに欠かせない醤油を供給しているキッコーマンは、まちがいなく国際的大企業になりました。

日本が高度経済成長に向かう中、「醤油の国内市場は飽和状態になる」とアメリカに販売会社を作ったのが1957年。国内営業のトップセールスマンを、語学力を問わずに駐在員に送り出したそうです。
今では、売上高に占める国内と海外の比率は3対1。海外の方が利益率が高いため、営業利益の53%、97億円を海外市場で稼いでいます。(QUICK MoneyLife)



いささか怪しげなSUSHIでも、赤いキャップの醤油がおいてあれば、おいしくいただくことができます。キッコーマンがなければ、SUSHIの国際化はできなかったはずです。

クールジャパンで、世界の目が日本に向き始めています。
第二のキッコーマンは、意外なところから出てくるはずです。
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プロフィール
栗田 亮(くりた まこと)
TJ代表。 大学卒業後、大手SPA企業にて海外事業、店舗開発、販売促進などを担当。 その経験を生かして、英語による情報サイト「Tenkai Japan」を企画・運営。 「お客様を海外から呼ぼう!」を合言葉に日本のファッションビジネス情報を海外向けに発信している。

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