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近年、COO達の移籍が目立っている。ついこの間までA社で専務/常務執行役員として飛び回っていた人が、数カ月音信が途絶えたと思ったら、B社の社長になったと業界紙の人事欄に乗ったり挨拶状が届いたりする。やはりと思う事もあるが、ほとんどは意外な身の振り方に驚かされる。オーナーCEOと反りが合わなかったりライバルとの社長レースに破れたりと理由を推察出来るケースもあるが、多くはCEOへのキャリアアップ、あるいはキャピタルゲインを求めての転身のようだ。 COOとして幾ら頑張っても数千万円の課税報酬(手取りは6掛け)を得られるだけで、先の保証は何もない。何処かで株式公開のキャピタルゲインに預かったりオーナーCEOに転身出来なければ、ましなサラリーマンで終わってしまう。実力あるビジネスマンならチャンスを虎視眈々と狙っているはずだ。それを証明するように、株式公開直後の企業で幹部の退職が目立つ。キャピタルゲインで潤おう役員達とそれを得られなかった中堅幹部の間に溝が出来、キャピタルゲインが見込める新手企業へ転職してしまうのだ。そんなドラマを私は何回も見て来た。最近も某社の雇われ社長を辞してC社子会社の社長に転じた某氏と話す機会があったが、キャピタルゲインを得てオーナーCEOにという夢を語っていた。彼を慕って集まって来た中堅幹部達もキャピタルゲインを夢見ているのだろう。 事業を組み立て離陸させる力量のあるビジネスマンにとって報酬の高さは過渡的な満足でしかない。雇われCOOからキャピタルゲインを握るCEOへの転身は必然のシナリオなのだと思う。 |




