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スーツカンパニーに見る新たな接客神話

 令息の成人式用スーツの裾丈を再調整する為に新宿のスーツカンパニーを再訪しましたが、多くの来客で混雑する中も機敏な対応で25分後には裾丈直しが完了したのは驚きでした。カジュアルパンツならともかくウールスーツの裾上げが25分とは奇跡の領域に入ると思いますが、他店でこのようなサービスに接した経験は皆無です。
 世には接客サービスの神話なるものが流布しているようですが、それら神話に祭り上げられた店で納得の行く接客を受けた記憶はまったくございません。神話の最たるものとされるリッツカールトンホテルには幾度も宿泊しましたが、擦れっ枯らしたスタッフの態度には何度も唖然とさせられました。元商業界社長の丸木伊参氏が神話として本にまでしたセレクト某社の接客サービスなど、創業来顧客の私が苦汁切るしかない体たらくで、世に神話と言われるものの内情はお寒いもののようです。『名物に旨い物なし』という事でしょう。それに較べればスーツカンパニーの爽やかな活気に満ちた親切一杯の接客は新たな神話と言うべきです。パンツ姿の可愛いお嬢ちゃん達がお客様をお待たせしないよう必死で走る姿を貴方も是非、一見して下さい!!
 かつてのプライスライン・スーツストア特有のケバいテーラリング仕立てや過度に高い衿腰も消えてメジャーに通用する高品質なバリューが確立され、百貨店の御四家ブランドや大手セレクトショップから顧客が流れて来るようになったスーツカンパニーは、ユニクロとは役割の異なるもうひとつの国民服ブランドになりつつあります。店内には御四家ブランドや大手セレクトショップの顧客だと一目で解る服装のお客さん(フレッシャーから団塊Jrまで)が溢れていますよ!!
 2009/01/07 09:07  この記事のURL  /  コメント(0)

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プロフィール

小島健輔(こじま けんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。

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