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9月の4日から8日までの5日間、世界のコレクションシーズンに先行して「東京コレクションウィーク」が開催されるが、果たして東京だけのために世界からプレスやバイヤーが来るものだろうか。彼等のスケジュールや予算配分を鑑みれば非現実的な願望なのかも知れないが、今回は政府の肝煎りでの‘心意気’を示す意味があるのだろう。 欧米のプレスやバイヤーにとってみれば東京はファーイーストのローカル都市であり、ロンドン・ミラノ・パリといった地理的にもスケジュール的にも連続したコレクション・シーズンは存在しない。「TOKYOのためだけに」というのが実情であろう。遠い将来、東京・ソウル・北京が連係したファッション都市としてコレクション日程を連続させる日が来れば、情況も変わるのではないか。 コレクションウィークはさておき、欧米のファッション関係者にとってTOKYOはファンタスティックで興味をそそる都市のようだ。“ラフォーレ原宿”や“109”は玩具箱をひっくりがえしたような猥雑な興奮に満ち溢れているし、裏原宿や中目黒は場末の妖し気な妖気に鳥肌が立ちそうだ。何が面白いといって、元ネタは欧米と大差ないファッションが大仰に誇張され、コテコテとレイヤードされた様はキッチュとしか言い様がない。まさしく‘歌舞伎者’といった体たらくなのだが、英語やフランス語に該当する言葉はあるのだろうか。東京に居てはそのコテコテ感は自覚しにくいが、「東京から大阪を見た感じ」といったら不適切に過ぎるだろうか。 |




