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注目新ショップは皆、小粒

 百貨店向けブランドに続いて郊外SC向け業態開発も一斉に停止し、目を惹く新ショップは駅ビル/ファッションビル向けに限られて来ました。割高感から加速度的に顧客が離反している百貨店や乱開発とガソリン高騰で急激に商圏が縮小している郊外SCに、いまさら新規投資しようという物好きは限られるのは当然で、むしろブランド/業態の整理・廃止が加速しています。何時の間にかなくなるブランドや業態が続出しており、ラインナップが縮小して売場が埋まらなくなってしまいそう。
 駅ビル/ファッションビルとて時代の気分をリードして盛り上がっているのは109やルミネエストなどほんのひと握りで、時代ずれたパルコ系はひっそりと化石化し、浮ついた企画で開発された新規のファッションビルはほとんど大空振りで閑古鳥が鳴いています。今、一番元気なのは間違いなくルミネエストで、B2Fのロンドンアンティーク系コスメの“B”、同アッシュペーのカルチャーミックスセレクト“ゼロナナトリッキー&トラスティー”、B1のモードミックスカジュアル“リミットレス・ラグジュアリー”(なんとベイクルーズ系なのです)、1FのLAライフスタイルカジュアル“ザ・クローゼット”(ララプラン)、3FのOL向け4プライスシューズ“オリエンタル・トラフィック”なんかが注目されます。109は元気とは言え目を惹く新ショップは皆無で、“ギルフィー”“リダーク”(ギルフィー系)の躍進とララプラン系の絶好調継続、“ココルル”などコーストカジュアル系の驚異的復活が特筆されるのみ。
 駅ビル/ファッションビル系の新ショップは皆小粒で、離陸しても1ダースから精々3ダース程度までしか拡張出来そうもないものばかり。百店超に化けそうなパワーコンセプトはまったく見当たらないのが残念です。強いて挙げるなら“オリエンタル・トラフィック”ぐらいでしょうか。ファッション業界は服飾雑貨を含め、明るい未来が見えません。
 2008/07/03 10:55  この記事のURL  /  コメント(0)

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プロフィール

小島健輔(こじま けんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。

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