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合格者を対象にしたオリエンテーションの席に私は座っていました。予定通り?加護野先生のゼミ所属になり、先生のお言葉で目から鱗が落ちました。 事務的な連絡事項のあとで、加護野先生がおっしゃられた次の一言です。「経営学の大学院にビジネスで直面する課題に対する答えを求めに来たのであれば、大間違いなので、今すぐにこの場を去るように…。ここには答えなど何もない。」 一瞬十名強の同窓生は凍りつきました。なかでも、会社派遣でその場にいた数名は すっかり固まっていました。(93年当時は、ゼミのクラスが十名強で、会社派遣が半分という状況でした)続いて、「ここには、何の答えも存在しないし、教えもしないし、教えられもしない。しかし答えの出し方は責任を持って徹底的に教る…と。」返す言葉を失った一瞬でした。 ずっと、答え(予め存在する正解)探しをしてきた30年強の人生だったのですが、ここには答えはないのか…と。 今では、特にビジネスの基礎スキルの講師のお仕事をやらせていただくときに、中国の故事に由来する次の話をよく引用します。 空腹のあまり行き倒れている旅人に遭遇した漁師のあなたは、さてどうしますか? 1)獲った魚を与えて、その場の飢えを解消させる 2)その場で魚を与えるのではなく、魚の獲り方を教える 3)さらには、魚を獲るための道具の作り方まで教える |




