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中堅ファッション企業で、基幹系をはじめとしてシステムの総入れ替えのプロジェクトが進行しています。 要件定義も大詰めに差し掛かって、システムベンダーさんから懐かしいコンセプトが提示されました。今回のプロジェクトでは、とても柔軟でチャレンジ精神旺盛なソフトハウスの社長さん達に恵まれて、まただまだ予断は許されないですが、とてもいいプロセスが進行していると実感しています。 当の社長さん達は、社長であるがゆえにリスクも張れるし、無理なお願いも請け負っていただけるのですが、システムベンダーさん曰く、ISOの標準に照らし合わせると、開発プロセスと見積もりは、ああなって、こうなると…。 暫く頭に思い浮かぶことのなかった概念ですが、まさにそれは“ウォーターフォール”の考え方でした。ウォーターフォールとは、十数年前に、それをやっちゃいけないよということで語られたダブりや冗長性が許されないリニアな開発プロセスを指し示す言葉ですが、やっぱり生き残っていましたか… それに対抗する概念として、オブジェクト方式やモジュールなどの概念がとりざたされて、WEBベースだの、WEB2.0だの、相変わらず真新しい言葉には事欠かないシステム業界ですが、レガシーはレガシーとして現前と生き残っているのに驚かされました。 MBAのココロとしてお話しするには憚られるので、コーヒーブレークにいたしましたが、実はどんな時代にも実は生き残っているレガシーな概念はいくつもありますよね。 卸からSPAへのイノベーションにチャレンジしていたその昔、これまでの業界を自嘲気味に“KKDDH”と称していました。勘と経験と度胸というところまではアパレルに限らず語られていたのですが、私たちはそれにDH、すなわち“どんぶり勘定”と“はったり”を加えてKKDDHといたしました。 石橋を叩いて渡るのはいいことなのですが、石橋を叩いているうちに、渡るべき石橋が崩れ落ちてしまった…というギャグもよく使われました。 これらの逸話を、「昔あったよね。」と簡単に片付けてはなりません。レガシーのレガシーたる所以は、現代に至ってもなお厳然と居座っている場合があるからレガシーなのです。 皆さんも今一度、身近なレガシーを見つめなおしてみませんか? |




