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ホットタオルパックの効用その1
顔に、結構ストレスを感じていることがある。自分ではきづかないけれど。
肩や腰が痛いということはあっても、顔が痛いということはない。だから、顔は
いつも美容の対象としてしか扱われていない。しかし、実際に顔にホットタオルをおくと、顔の緊張が取れ、リラックスしてくる。特に、仕事が忙しかった日の夜、コレは効果がある。もちろん、美容にも大いに役に立つ。

最初は美容のために、私もこのホットタオルパックをはじめた。ホットタオルで顔をパックすると、毛穴が開いて化粧水などが浸透しやすくなる。スキンケアにはかかせないプロセスになっていたが、ある日、気づいた。ホットタオルをすると、なんとなく気分まで爽快になることを。朝も効果がある。寝不足でお疲れ気味の朝はどうしても顔が浮腫む。だから、ホットタオルパックをする。すると、寝不足で腫れた顔と気持ちが晴れ晴れしてくる。

で、タオルパックの仕方。
顔を洗う前に、ぬれたタオル(絞って)を電子レンジにかける。時間は2分前後。
その間に顔をよく洗う。そして、ちょっと熱いくらいのタオルを洗顔後の顔全体(鼻をのぞいて)にかぶせるようにしてパックする。
このときタオルの熱さをチェックして、くれぐれも火傷しないように注意する。
タオルがさめたら、終了。
肌が温まっているうちに化粧水をたっぷりつける。肌がしっとりしてくればOK.

必要なのは、水とタオルと電子レンジ(なければ、熱いお湯でタオルを絞ってもいい)。あとはあなたのやる気と根気だけ。

たったこれだけで、スキンケアとストレスケアが同時に終わる。
時間もお金もかからないから、一度はお試しくださいな。
 2006/12/13 23:50  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

一流の時間、歌舞伎。
今夜、12月大歌舞伎を観に行った。幸運にも今回は桟敷席を取ってもらった。出し物は神霊矢口渡(しんれいやぐちのわたし)、出刃打お玉(でばうちおたま)、紅葉狩(もみじがり)の3本。いやはや、この出し物の組み合わせと役者がよかった。ひさびさに観たということもあり、やはり歌舞伎は日本の誇るべき娯楽芸術だと実感した。

神霊矢口渡では若き娘お舟を演じる菊之助が素晴らしかった。若い娘を若い役者が演じる。コレは文句なしに美しい。その肌の光といい、しなやかな体つきといい、若さの特権ともいうべき青いエネルギーが劇場いっぱいに放たれる。重いカツラと衣装をものともせず、女性の色香を感じさせる演技に酔いしれた。次の世代を担う素晴らしい役者がここにいる。菊之助はまちがいなくその担い手の一人である。

すでにかなりの人気を博し、NHKの大河ドラマ、映画でも活躍している若き役者に海老蔵がいる。紅葉狩では彼が更科姫を演じた。姫の正体は実は戸隠山の鬼女。美しき姫が舞を踊るにつれ、鬼女に変貌していくその様は見事だった。ため息がでるほど迫力があり、また美しかった。

実を言うと私は海老蔵は人気の割には歌舞伎役者として踊りも演技もまだまだだと思っていた。それは今年オランダのアムステルダムでみた海外公演に原因があった。たまたまオランダに滞在していた私は娘と二人で海老蔵の藤娘をみる機会に恵まれた。彼の美しい顔立ちからさぞかし美しい娘に仕上がっているに違いないと期待をしてでかけたが、現実はその美しさよりも、男性らしいごつごつとした大きさのほうが目立っていて、女になりきれないのは稽古不足のせいにちがいないと思った。しかし、その後1年もしない日本の舞台で見た海老蔵はブラボーの一言であった。

娘いわく「この海老蔵さんには実際にあってみたい」。というのも娘はオランダでは舞台を引けた海老蔵とすれ違うという幸運に恵まれたにもかかわらず、振り向きもしなかったのだ。19歳の娘ならキャーキャー言いそうなものなのに。娘の興味は役者そのものよりもっぱら、役者の芸にあったらしい。感じることが大切なようだ。
その娘が今夜は私の横で、満面の笑みを浮かべて大きな拍手をしている。同じ芸術の世界をめざすバレリーナの卵として、この若き歌舞伎役者に尊敬の念をいだいたようだ。

私も目を瞠った。オランダで見た海老蔵とは段違いである。それはどうも劇場の広さにも関係するようだ。海外の舞台は小さい。歌舞伎用につくられているわけではない。そこでの公演はホームグランドのものにくらべて5割がた落ちる。外国人にはそれでもよいのだろうが、外国にいる日本人には期待はずれになってしまう。そして、役者達も時差ボケと戦いながらの公演になる。条件が揃わないところで100%実力を発揮するのは難しい。今回歌舞伎座での舞台を見てつくづくそう思った。

もちろん大御所の二人、菊五郎と梅玉が演じる出刃打お玉は安心して思いっきり楽しめた。流石だ。菊五郎は世代が近いということもあり、若いころからよく舞台をみていたが、どの時代も実にいい。年を重ねても失わない、あの色気とちゃめっけがいい。舞台の上でちらちらとみせるおちゃめぶりに人間味が加わる。

いい舞台というのはいい舞台人によってつくられる。そして、いい舞台人は見えないところで、その一瞬のために果てしない稽古をつづける。そのことを感じて欲しくて、私は歌舞伎や能、オペラやオーケストラなどいろいろな舞台に娘を引っ張り出す。一流の舞台人が作る舞台の裏に隠れている「なにか」、それを感じ取ってくれたら、もう、言葉はいらない。今夜もそんな一夜になったようだ。大成功。


 2006/12/11 01:21  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

小さな車はよく吠える
 私の愛車はゴルフのGT.I。黒のボディに黒皮のいす。昔から小回りが利き、それでいてちょっとスタイリッシュで存在感のあるゴルフが大好きだった。7年前、新しい仕事に就いたとき、足代わりに新車を購入。カラダの一部にもなっている車であるが、先日、駐車場の柱でこすってしまった。来年出版予定の本の脱稿に半徹夜状態だったので、疲れて感覚がずれていたのが原因らしい。あと1ヶ月で新年だというのにまったくついていない。しかし、こんな時私は決してめげないのだ。「ああ、車が厄払いしてくれた、ありがとう」と思ってしまう。というわけで、愛車は修理工場へ。

 その間、フォルクスワーゲンの小型車、ルポを代車として借りることになった。窓の大きなルポを運転していると、まるで、ショーウインドウの中にいるような気分になる、しかし、ゴルフよりコンパクトだから小回りがさらに利くという点では、東京のクモの巣のような道を縦横無尽に走るのにはぴったりだし、駐車場にも停めやすい。苦手な縦列駐車もばっちり。

  さて、道路に出てみて驚いた。ゴルフを運転している時と、周りの車の反応が違うのだ。とにかく、こちらは小さいので、トラックや営業用のバン、大型の外車などが大きな顔をして、前に割り込んでくる。たった2つの信号を進む間に6台の車に割り込まれてしまったときはさすが、頭にきた。降りていって文句を言おうかと思ったくらいだ。大きな車が接近してくると、こちらはなんだかつぶされそうな気分になるので、よける。その弱気な運転を突いてくるのだ。まったく、いい加減にしてほしい。

  青山に向かって246号線を走っていると、タクシーが迫ってくる。ううう、こんな時は後ろ向きに鳴るクラックションがほしい。車の屁みたいなもので、やっつけたい。横にもトラックが攻めてくる。横にもクラクションがいる。いや手のつっかえ棒みたいなものがいる。ディズニーの漫画にでてくるような、ほら、あれ。

  私が借りた車の色はレモンイエロー。信号の「注意」の色に似ているので、みんな注意してくれると思っていたら、おっとどっこい、逆に目立つ分、いじめにあう。道路上のいじめだ。まったく、なんちゅうマナーの悪いドライバーばかりなんじゃと余計に怒ってしまう。で、いつもはめったにならさない、クラックションをぱっぱか、ぱっぱか、ぱー。コレじゃ、まるで、スピッツだ。犬の世界の小型犬よろしく、車の世界で、小型車は大型車に吠えまくらなければならない。道路上でもこんな力関係が働くことを知って、ヤッパリ、運転しているのは人間なんだ、と思ってしまった。

  日本のドライバー諸君、もう少し、小さい車にやさしくしてくれないかな。頼みます。
日本の道路には小さい車のほうが役に立つんだからさ。ね。小さい子にはやさしく。

 2006/12/07 02:09  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)


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プロフィール
蟹瀬 令子(かにせ れいこ)
上智大学文学部英文学科後、博報堂に入社し、コピーライターやコピーディレクターとして活躍。
1999年、「ザ・ボディショップ」を日本で展開するイオンフォレストの代表取締役社長に就任。
ケイ・アソシエイツ代表として、外資系企業、および国内企業のブランディング、マーケティングを手がける。2007年スキンケアブランド、LENAJAPONを立ち上げ現在にいたる。

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