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暑いですね、スキンケアを忘れずに。
スキンケア誕生のきっかけ、それは娘の肌あれでした。15歳からヨーロッパにバレエ留学をし、乾燥の激しい国で、バレエという過酷なレッスンで汗をかいては乾くという日々を繰り返しているうちに、肌はすっかり荒れてしまい、なにをやってもなおらない。20歳を迎える娘の「私は今きれいでいたいのに」というひと言がきっかけで、何か私にできることはないか、と思いついたのが「保湿を重点にした商品を開発する」ことでした。

また、そのとき浮かんだもう一つの原風景が明治生まれの祖母の肌でした。丁寧に洗顔したその肌になんどもなんども浴びるように化粧水を繰り返しつけているその姿はスキンケアそのものの基本を思い出させてくれました。たっぷりと保湿された祖母の肌は透き通っていてとても美しいものでした。

祖母の時代は、今のように科学が発達していたわけでもなく、スキンケアの研究がすすんでいたわけでもないので、その時代の普通の化粧水を使っていたはずです。なのに、うつくしい。それはきっと「毎日きちんと肌の手入れをする」という基本中の基本を怠らずに続けていたからだと思います。

スキンケアの基本。それは「丁寧に洗顔して、たっぷり保湿をすること」。この基本を忘れないことです。おなかがすいたら食事をするように、肌が求めているものを自分で理解してケアをすることが大切になります。ひとりひとり体格も体形も違うように、肌の質も状態も違います。まずは、自分の肌に毎日しっかりきいてください。

日本のスキンケア商品は世界でも評価が高く、また最近は技術革新のおかげでよいものが市場にたくさんあります。そして、どれもがスキンケアの大切さをうたっているはずです。基本は同じです。ですから、ご自分の気に入ったものをお使いになる。それが、自分にあっているならば、そのメーカーの勧めるやり方を続けてみるというのがいいでしょう。

また、化粧品は薬品ではありません。即効性があったり、効果がはっきりわかるものではありません。個人差もあります。その点をきちんと踏まえた上で、自分で選択していくことが必要です。

私がやろうとしていること、それはシンプルに続けられるスキンケアを提唱することです。
複雑になりすぎた毎日の中で、せめてスキンケア位はシンプルに。とくに、50代をすぎ、
目が遠く、家事でさえもスローになりつつある私にとっては、祖母の時代への原点回帰です。そして、それは逆にいえば、若い孫娘の代にも必要なことです。毎日のケアをわすれずに。
 2008/07/21 23:11  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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プロフィール
蟹瀬 令子(かにせ れいこ)
上智大学文学部英文学科後、博報堂に入社し、コピーライターやコピーディレクターとして活躍。
1999年、「ザ・ボディショップ」を日本で展開するイオンフォレストの代表取締役社長に就任。
ケイ・アソシエイツ代表として、外資系企業、および国内企業のブランディング、マーケティングを手がける。2007年スキンケアブランド、LENAJAPONを立ち上げ現在にいたる。

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