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これはうまいそ、OISIX(おいしっくす)。
「高島さんから野菜が届くよ。」仕事から戻った夫がOISIXの記事を渡しながら言った。
はじめて聞く会社名。OISIXは「おいしっくす」と読む。高島さんは東大を卒業後、外資系コンサルタント会社に勤め、そこをやめて食材の会社をスタートさせた。独自の安全基準をクリアして安全食材を全国宅配し始めて、すでに20万人以上の顧客をもっている。
といっても、食材の宅配会社は今や日本中に山のようにある。だからあまり期待せずに待っていた。

今までいろいろな食材宅配を利用したことがあるが、どれも働く私にとっては不便なものであった。無農薬だが、毎回何が入っているかわからない、または量が調整できない。泥つきはいいが、すぐに使えないので、いつの間にか腐らせてしまう。沢山の失敗をした結果、食べ切りサイズの食品を買うことにきめ、スーパーでできるだけ有機野菜を選ぶ方に切り替えた。安全であることと、無駄をしないことを両立させようとすると、この選択肢が夫婦と娘だけになった今の状況には一番合っている気がする。

そう思っているところに約束の野菜ボックスが届いた。それはいままでと全く違ったものであった。冷蔵庫に収まりきれる量の元気な野菜たち。葉付き蕪に真っ赤なかたいトマト、ちょっぴり泥がついたニンジン、小芋サイズのジャガイモなどなど。

その日のうちに届いたばかりの野菜で、ホワイトクリームシチューを作った。蕪はごく甘。ニンジンはあの昔のニンジンの味。そして、きわめつけはジャガイモ。クリのように黄色くて甘い甘いジャガイモ。さつまいもでクリのようだということはあるが、ジャガイモでは初めての経験。9種の春野菜をたっぷり使ったシチューは超うまで、家族みんな大満足の夕食となった。おいしい食材があれば、味付けはいらないね。OISIXが目指しているものが何となくわかった気がする。

こんな美味しい野菜をつくりつづけている生産者のみなさん、ありがとう。そして、高橋さん、がんばってくださいね、とエールを送りたくなるほど、おいしっくすなディナーでした。


 2008/04/22 00:13  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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プロフィール
蟹瀬 令子(かにせ れいこ)
上智大学文学部英文学科後、博報堂に入社し、コピーライターやコピーディレクターとして活躍。
1999年、「ザ・ボディショップ」を日本で展開するイオンフォレストの代表取締役社長に就任。
ケイ・アソシエイツ代表として、外資系企業、および国内企業のブランディング、マーケティングを手がける。2007年スキンケアブランド、LENAJAPONを立ち上げ現在にいたる。

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