|
||
ナイスミドルのキャビンアテンダント: JFKからの帰りの便ではベテランのキャビンアテンダントがついてくれた。この人がすこぶる凄い。オランダに行ったとき以来の経験だった。いつも教育されたとおり、やることだけやったら、人のいうことはあまり聞いていないアテンダントが多い中で、彼女はかゆいところに手が届くほどのサービスだった。ひと寝入りして目が覚めたら、すかさず、飲み物を聞きに来てくれる。小腹がすいたなと思っていると、「何か召し上がりますか」とわが心を読んだように声をかけてくれる。このタイミングのよさはやはり、ベテランだからであろうか。狭い空間の中での彼女の存在はとてもありがたかった。 彼女の態度は担当しているすべての人にフェアであった。斜め前にはトテモわがままな初老の女性が座っていた。フルーツが食べたいというので、彼女が持ってくると、こんなフルーツならいらないという。見ていているだけで「たくーもう」と思うのだが、彼女は嫌な顔ひとつしない。その女性が満足いくまで、なんどもキッチンと客席をいったりきたりしていた。 私達の前の席の男性もわがまま放題であった。JALの顧客名簿にのっているのだろうが、「それはないでしょ」と思うほど「注文の多いお客様」だった。「出来る限りのことはやりますよ」という彼女の姿勢をみていると、ある程度経験を積んだ、お母さんアテンダントって結構いいなと実感してしまう。彼女のようなベテランを現場にキープしつづけること、それはこれからの高齢化社会には必要なことかもしれない。わがままな高齢者や顧客達への対応にはやはり経験がいる。そこをカバーしてくれるのは、きっと人生とフライト経験の豊富な彼女のような人に違いない。航空会社の企業戦略にぜひ、ナイスミドルのベテランアテンダント起用を盛り込んで欲しいものだ。 またまたトイレの話: さて、最後はトイレの話。以前、飛行機に乗ったら、トイレが問題ということを書いたことがある。これは結構、いろいろな方が読んでくださったようで、反応が多かった。今回、座席に着くとすぐ、チーフらしき女性が挨拶に来てくれた。「以前、JALをお褒め頂きありがとうございました。出来る限りトイレもキレイにしておくつもりですが、今日はお客様が多いので、もし無礼があったら、申し訳ありません。」チープの話ではトイレのブログをよんで、みんなのやる気が増したというのだ。それは嬉しかった。だが、私は事実を書いただけで、ヨイショをした覚えはない。正直に見たまま、感じたままをいつも書いている。 トイレの前で待っていると、男性が出てきた。「うー男性の後か、また、掃除からはじまるな」と観念して中にはいった。ところが、うれしい期待はずれ。洗面の水しぶきは一滴も残らず拭かれており、トイレの蓋もキチンとしめてある。床にも水滴はない。思わず男性の顔をしっかり見ておけばよかったと思った。後の人のためにこんな使い方が出来る日本人男性がいるのだ。これは新しい発見だった。いつもキレイにしてあると、そのキレイさを維持しようとする態度が伝播するのかもしれない。公の場を汚さずという日本人古来の姿勢がこんな小さなところからこれからも実現されていくと嬉しい。 |






