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日本が選ばれない理由
標題について書かれたコラムを最近読みました。
内容は、「アジア諸国の優秀な学生が日本を留学先として選ばな
くなった」ことに警鐘を鳴らすものでした。

思うところがあったので、一気に書くことにします!

かつて、東南アジア諸国で優秀な学生が留学先に日本を選んだの
は、帰国後に母国で就職先の選択肢がたくさんあったことが大き
な要因としてあげられると思います。

プラザ合意の後、日系企業がこぞってアジアに進出した80年代後
半は、日系企業の方に英語を巧みに操る人材が不足していたため、
結果的に日本語を話せる現地の人材が重宝されました。

日本の大学を出ていれば、信用は確実で、だからこそ企業は先を
争って帰国した留学生を採用。ところが、もともと日本語を話せな
いアジアの学生が、留学時期の限られた間に言語以外の知識や技術
までを身につけて帰国するのは容易ではなく、残念ながら一部を除
いては、日本語で「○○大学の○学部を卒業しました」と流暢に話
す程度にとどまったようです。

一方、欧米やオーストラリアに留学した学生たちは言葉の壁が少な
い分だけ、専門分野を取得して帰国し、次々と現地の欧米系企業に
就職していきます。

セールスポイントはなんですかと聞かれ、「日本語を話せることで
す」と即答する人材の扱いに日系企業が頭を悩ませたのは、採用後
しばらくしてからのこと。

欧米留学組は実力主義の社風のもと、優秀であればポストがあがっ
ていく。さらにはポストがあがるよりも早く、ヘッドハンティング
の声がかかる。

また、欧米企業であれば、本社とのやり取りも英語ですむから、現
地法人の社長クラスにその国の人材を登用することも可能。これに
対して、日系企業の多くは日本から現法のトップが入れ替わり立ち
替わり送られてくる。

追い打ちをかけるように、東南アジアでは日系企業の撤退が続いた
から、日本から帰国した留学生は、かつてほど職種を選べなくなっ
てしまった。となれば、自然と優秀な留学生の行く先は西に傾いて
しまいますよね。

海外で生活をする日本人としては、親日家が多ければ多いほど心地
よいのは言うまでもないこと・・・。若い人たちの目が西へ向くの
はかなしいなぁ。

ということで、Asian Hair, Tokyo Style に帰結するんです(笑)。

 2007/03/10 18:00  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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プロフィール
石橋 正樹 (いしばし まさき)
マレーシア・クアラルンプールで事業を展開中。
スポーツライターを経て、ビジネス情報を専門に配信する通信社に勤務し、2001年よりクアラルンプールに赴任。
2004年に独立し、クアラルンプールにヘアサロン「月泉」をオープン。2006年に「E.P.」をオープン。Asian Hair Tokyo Style を展開中。

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