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損害賠償のうち、備品の弁償、休業に伴う損失補てん、ここまで はほぼこちらの要望を相手がのんでくれた。 残るのは床と壁の修復費。これこそ最も金額が大きく、こちらと しては新調する前提で見積もりを取得し、余剰金を確保したい ところ。先方としては、最小限に抑えるべく妥協の姿勢を寸分も 見せない。当然のことながら、大きな隔たりが生まれる。 ロドリゲスは、お抱えの業者に修復を担当させたいから、壁のペ イントに関し、カラーコードを教えてくれと言う。単純に応じるわけ にはいかないから、「あなたの業者を一度寄越してくれ。その上 で見積もりを依頼し、こちらのものと比較したい」と申し出た。 それから数週間、待てど暮らせどお抱え業者は現れず、ロドリゲ スに催促すると、今週には、来週こそ、3日後に必ず、と悪びれる 様子もない。 痺れを切らせ、ビルの管理事務所にレストラン側の不誠実な対応 を訴え、同事務所からロドリゲスに状況説明を依頼した。すると、 翌日に業者の見積もりがFAXで送られてきたのだが、そこにあった 金額はなんと、こちらが提示したものの6分の一にも満たなかった。 |




