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日本を離れて、足掛け10年。 マメに電話する方ではないので、5月11日は久々に 母ちゃんと話した感じがする。 母ちゃん59歳。母の手一つでオレと妹を育てんとい けんようになってからは、好きだったママさんバレー もやめ、仕事、仕事。子育てが終わった頃からジョ ギングを始め、今ではフルマラソンを走りきる。 そんな母ちゃんが、久々に熱く語っとった。 なんでも同じくらいの年代の人と、どういう死に際を 迎えるんやろうかという話になったらしい。 苦しむことなく、目を閉じて朝になったら冷たくな っていた。そんなんが理想だって言う友人に対し、 母ちゃんは、強く言い返した。そのことをオレに熱く 語っとった。 「私はそんなん絶対イヤ。どんなに苦しんでも、ちゃ んと死ぬ時にしっかり意識があって、あぁ死ぬんだっ て思いたい。3日間しか残されてなかったら、3日間 ちゃんとありがとうって伝えたい」 生きてることに心から感謝しとるんやろうね。 オレはすげぇ母ちゃんから生まれてきたもんだ。 <母ちゃんからの手紙> ![]() 感謝 |





