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先週、ある大手アパレル小売の経営者の方と夕食をご一緒させて 頂く機会がありました。その時に、子供の頃に横須賀にある米軍将校 の家を初めて見て、その優雅さが強烈な印象として残り、その後の アパレルビジネスにも大きな影響を与えたと仰ってられました。 私にとってもアメリカへの思いは年齢によって色々な思いがあります。 子供の頃、母から実家の話をよく聞いていました。母方の祖父は戦時 中に阪神間で米軍の爆撃を受けて戦死しています。 母の話では、祖父が亡くなってから生活が一変したとよく話してくれまし た。爆撃された祖父を板の上に乗せて運んで帰ってきた話や又、法事 の時に父方の親戚がフィリピンの戦場でアメリカ軍と戦い戦死した話を よく聞いていました。ベトナムやアフガニスタンでもこんな経験をした 家族は多くいると思います。 しかしながら、母はこんな表現もしていました。つらい目に合ったけど、 日本がこんなに成長できたのは,その後のアメリカのサポートがあった からだと。アメリカに対しては入り混じった思いを持っているのでしょう。 私が始めてアメリカに行ったのは1983年でしたが、初めて見たアメリ カは、先日お伺いした経営者の方と全く同じ印象で、その豊かさに 圧倒されました。初めての海外旅行でしたが、一人旅で40日間かけて メキシコ、アメリカ、カナダと北米主要地域をバックパックで1周しま した。 フロントヤードとバックヤードに芝生のある白い家並み、スーパーには 有り余る商品の数、プール付きの家、ラジオをつければ洒落たDJの トークと感度の良い音楽、すべてが映画の設定のような環境で、先進 国の豊かさをまざまざと感じました。 最近は沖縄にもよく行きますが、沖縄にはこんな2つの世界の違いが 今でも見られます。沖縄本島の1/3を米軍基地が占めており、バスで 島内を走っているといたるところに基地との境のフェンスがあります。 そのフェンスの内側は広い敷地で、アメリカでよく見た緑の芝生が 広々と敷きつめられており、その外側の日本はアジアの雑然とした 景色が見られます。 一般的に今でも多くの国にとって、特に発展途上国の国々にとって アメリカはやはり文化的にも憧れの国である事は間違いありません。 家内も40歳を越えていますが、週末になるとアメリカンアイドルやアメ リカンダンスアイドルの番組をかじりついて見ています。 私にとって今のアメリカへの思いは長所と短所、表と裏の抱き合わせ です。ダイナミズムと高いテクノロジーには魅かれますが、地位、名誉、 財力を手に入れる事が成功の証とされるアメリカンドリームにはあまり 興味がありません。むしろアジア的な精神的な充実に、より価値観を 感じます。 そんな世界の覇権国のアメリカも、ヨーロッパ系以外の移民が増えて、 カリフォルニア州では白人比率がもう50%を割っています。 人種の 構成が以前とは大きく異なってきており、70・80年代とは別の様相を 呈しています。アイビーファッションをはじめ、ファション業界にも大きな 影響を与えたアメリカが大きく変わっていく中で、影響を受けてきた 日本のアメリカンファッショントレンドも時代に合わせてさらに変化して いく事でしょう。 取り留めの無い事をだらだらと書いてしまいましたが、週末という事で。 |





