昨日、大阪のヒルトンホテルで開催されたグンゼの全国代理店
年次総会で「現場から見たアパレル業界再編の動きと今後」という
テーマで基調講演をさせて頂きました。
全国から代理店企業が集結され、グンゼからは今年度秋冬に向
けての商品戦略と企業戦略の説明が成されました。
出席企業は地方の有力総合卸企業が主で、構造的には厳しい
環境に置かれていますが、前向きな会だったと感じました。
常々思っている事を雑然と喋ったような講演内容でしたが、私は
地域密着であったり、地場の小売店、人との密接な関係であるアナ
ログ的な部分は減少するだけでなく、再度スポットがあてられる時代
が戻ってくると思っています。大きなマーケットではないとは思います
が、無くならないという事です。
画一的な商品やサービス、価格追求の徹底だけではもう消費者が
嫌気をさしている部分があると思います。消費者が求めるものは
合理化された”機能”又は心の通った”人の心に触れるサービス”
です。そしてこんな時代だからこそ、後者の価値が高まってきている
と思います。それを商品、サービスとしてうまく演出する工夫、理論が
必要です。
地方総合卸の強みは地域と密着したアナログ的なプラットフォームを
有している事です。この資源を既存商売だけではなく、どう活用していく
かでしょう。単なる価格競争に突入していくと将来は厳しいでしょう。
売上げの成長を追うのではなく、うまく地域資源を活用して、安定した
残存者利益を確保していく仕組みを作って行く事だと思います。
口で言うのは簡単ですが、私も経済産業省の地域資源活性化支援
アドバイザーをしていますので、知恵を絞って地域振興の応援をして
いきたいと思っています。