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三越美術部100周年の記念レセプションがマンダリンオリエンタル東京で開かれた。 百貨店は文化の発信拠点と言われてきたが、創設100周年を迎えた三越美術部の歴史をみると、たしかにその名にふさわしい役割を果たしてきたと言えるだろう。創設は1907年(明治40)9月。三越呉服店が日本で初めて「デパートメントストア宣言」をして2年後のことだ。 まず9月15日に大阪支店に誕生し、同年12月に日本橋本店にも新設されている。 以来、開催された展覧会は約1万8000展。巨匠のみならず若手の作品も取り上げ、多くの芸術家・作家を育ててきた。戦後間もなくスタートした「春の院展」(1945〜)、「日本伝統工芸展」(1954〜)などは今日まで継続し開催している。 美術部新設の案内状に当時の専務、日比翁助氏は「展示、販売する作品は、高名な現存作家の手になる美術品のみである」と記している。美術部新設の意気込みが伝わってくる。初の展覧会「第1回半折画展覧会」は、初日に展示した80幅のうち50余幅が売れたという。 以来100年。この間1992年にはパリ三越エトワールが開館し、絵画・彫刻・陶芸など日本文化を発信している。 美をいち早く売り場に注入し、さらに戦後は荒廃した美術界の復興に寄与した。物販にとどまらず、長年にわたり文化の発信、育成に貢献してきた歴史は高く評価されるべきだろう。石塚邦雄社長は「この歴史を、さらに発展させていきたい」と語った。 |





