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ネット広告費29%増
電通のまとめによると、06年の国内の総広告費は5兆9954億円(前年比0・6%増)と辛うじて前年実績を維持した。テレビ、新聞、雑誌、ラジオを合わせたマスコミ4媒体広告費は2%減となったが、インターネット広告費は3630億円、29%増と大幅に伸びた。

インターネット広告費のうち、モバイル広告費が390億円、検索連動広告費が930億円占める。モバイル広告費は35%増と急増ペースが続く。契約台数が1億台に迫り、大手企業の販促キャンペーンなどで活用されるケースが増えている。

さて、07年の見通しだが、景気回復などにより、前年比1%台と06年より若干高い伸びを予想している。マスコミ4媒体の広告費は減少、インターネット広告費が依然として拡大するとの予測だ。とくにモバイルは検索サービスの本格普及により検索連動型広告の拡大が見込まれるという。

全体に占めるインターネット広告費の割合はまだ6%にすぎないが、広告費のシェアにもジワジワと影響を及ぼしており、存在感を高め、既存媒体の足元を脅かしている。
 2007/04/18 12:05  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

並行輸入品は本物?
ブランド権利者と並行輸入業者との間の係争事例が増えている。品質が劣り、さらに低価格で大量販売する並行輸入品の存在に、ブランド権利者が神経を尖らせるのもやむを得ない面がある。

世界でライセンスビジネスを展開している「ピエール・カルダン」の場合、「近隣国からの並行輸入」という名目の不正品の流入に頭を悩ましている。これまで幾度となく並行輸入の名を騙った不正品を摘発してきたが、次から次へと新しい手口が出てきて、いたちごっこが続いている。監視体制を強め、妥協はしないというスタンスだ。

同ブランドの日本における商標権者は三井物産子会社のピエール・カルダン・ジャパン(PCJ)。近隣国ライセンシーの並行輸入品で疑わしいものを徹底追跡しているが、疑わしきものはほとんど“クロ”という結果だ。

典型的なパターンは、正規の海外ライセンシーがひっそり中国で生産し、日本の輸入業者がそれを安価に大量に仕入れ日本で販売するケース。中には輸入業者が日本で販売することを目的に、海外の正規ライセンシーに発注し作らせることもあるという。

「ピエール・カルダン」はPCJのリードの下に全商品、百貨店、専門店に、量販店向けは「エスパス・バイ・ピエール・カルダン」と販路を区分けした。以後、百貨店、専門店外で「ピエール・カルダン」並行輸入品が増えており、不正品の流入が目立つ。

並行輸入品業者団体は、まぎらわしいもの、疑わしいものは扱わないという姿勢を加盟社に求めているが、不正品の横行は並行輸入品業界の首をも締めていく。
 2007/04/11 11:27  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

中国は今 CHICで見たこと
中国最大規模のアパレル展「CHIC」に取材に行って来ました。2年ぶりの北京は、五輪開幕まで500日を切ったこともあって、街全体がこれまでにも増してあわただしい雰囲気でした。

CHICには日本アパレルが約40社・60ブランドで「ジャパンパビリオン」(第3回ジャパンファッションフェア=JFF)を構成し、アピールしてました。

日本アパレルがCHICに合同出展するのは初めて。過去2回上海で行った単独展に比べると「成果はあった」と総括する参加社が多く、CHIC出展は及第点は取れたようです。

来場者は入口で厳しいチェックを受け、ジャパンブースへの入場はバイヤーオンリーに制限され、ました。CHICには一般消費者や観光客も来場します。こうしたビジネスに無関係の来場者を排除することで不要の混雑が避けられ(ラッシュアワーのようなブースもあるのてす)落ち着いて商談ができたようです。それでも初日は4000人、2日目2000人、最終日もそこそこの人出で、ジャパンブースは3日間にぎわいを見せていました。

で、肝心の商談の成果ですが、商品を多数揃え“本気モード”で出展した企業はやはりアピールするものがあったようで、しっかり商売ができたようです。

これは中国企業のブースを覗いて気付いたのですが、必ずと言っていいくらい、自社の取引条件等を明記した“ちらし”(アンケート用紙みたないな体裁)が置いてありました。例えば、FCを希望する企業には保証金いくら、最低取引単位いくらと明記してあります。バイヤーサイドにとっては非常にわかりやすい。その条件でも取引したいというところに、さらにいろいろ書き込んでもらうわけです。価格リストなんかあまり見ません。出展社は、後でちらしの束から最も望ましいパートナーを選べるわけです。

こうした合理性が日本企業にはまだないような気がします。よい商品を、フェアプライスで、ということはもちろん大切な要素でしょうが、最初に取引条件がわかれば、商談もしやすいですよね。取引相手によって取引条件が違う日本企業。国内では簡単に手の内は見せられませんが、海外では、このへんをストレートにバイヤーに伝えた方がよいのではないでしょうか。

CHICで感心したのは、全体がよく組織されているということでした。プレスに対するサービスも合格点。写真のCDサービスなど大いに助けられました。日本勢の隣りで韓国勢が頑張っていました。個々のブースも広く、展示も悪くない。日本勢より経験とノウハウを積んでいる風がありました。

1回で結果がでるわけではありません。2回、3回と積み重ねていく必要があるのでしょぅね。
 2007/04/04 09:40  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

プロフィール
古橋 温夫(ふるはし はるお)
日本繊維新聞社社長
「日本繊維新聞」は1943(昭和18)年に創刊された、繊維・ファッション業界で唯一、日本新聞協会に加盟する日刊総合専門紙です。繊維・ファッション産業の明日を見定めた情報を的確かつ大胆に発信していきます。
http://www.nissenmedia.com/

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