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社長就任以来、いろいろな方から励ましのお言葉をいただき、ひたすら感謝するばかりです。ごあいさつできないままの方も多いのですが、失礼の段、お許し下さい。本稿を借りて改めて御礼申し上げます。 先日、ある方にこんな話しをうかがいました。大企業の株主総会で、株主が社長にこんな質問をしたそうです。 「社長の使命はなんだと思うか」 業績・戦略絡みの質問には即答できても、こういった原則的な質問には答えづらいものです。この質問でも、いろいろな回答が考えられます。 社長は、淡々とこんな趣旨の答えを返したそうです。 「3つあります。まず、長期ビジョンを掲げ社員に夢を与えること。2つ目は、その実現に向け中期の課題、きょうの問題を取り上げ解決に力を注ぐこと、3つ目は、そのために人材を育てること」 実に明快です。 複雑なことを単純に説明する。難しいことをわかりやすく簡単にまとめる。これは意外に難しいことです。それが表裏のない言葉と信念を持って語られたとき、人は共感するのではないでしょうか。当の社長の口から自然にすらすらと答えが出たのでしょう。会場から拍手が湧いたそうです。 参議院選挙たけなわですが、候補者の街頭演説がつまらないのは、ただ公約を羅列しているからでしょう。集まった人々に納得してもらう、一票入れてもらうために、どれだけ聴衆にわかりやすく話す努力をしているか信念を持って話し掛けているか。自分に置き換えてみて、他人事ではない、と思う次第です。 さて弊紙は、「新日本戦略」特集がスタートしました。7月18日合繊メーカー、23−24日アパレル、27日紡績、8月1日総合商社、8月28日専門商社と続きます。各業態の近未来戦略をクローズアップした企画です。近未来、複雑で予測困難な要素は多々あるのですが、できるだけ簡明にまとめています。信念を持って。ご一読いただき、ご批判を賜れば幸いです。 結びに1つお願い。本コラムについて、たまには良し悪しいずれでもご批評をいただけると励みになります。以上、よろしくお願い申し上げます。 |





