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どーしてそうなるの?
衣料品の事故事例には変色、しみ・汚れ、色泣き・汚染、損傷、黄変、収縮・形態変化、その他いろいろある。変色1つとっても、複合的なもの、金属・薬剤などによるもの、塩素・水道によるものなど、これまた多岐にわたる原因が挙げられる。日本紡績検査協会(ボーケン)が毎年行っている事故事例の展示会の会場が会社の近くにあるので見学に行くが、とても参考になる。(と言っても全部の事例を理解することはできない)

原因が2つ、3つ重なる複合的なものになると、「そんなこともあるのか」と改めてびっくりする。変色事故事例のキャッチコピーに「汗と光は最強タッグ」というのがあった。着用時に付着した汗が光と複合作用を起こし変色したケースだ。「着用後は速やかに洗濯する」などが防止策だが、消費者もそこまで気を回せない。

デニムが仕上げプレス後、保管中に黄変が発生した。インディゴ染料のイサチン生成による黄変だ。紫外線が原因という。蛍光灯の光でも黄変する。「ブリーチ加工後の洗浄を十分に行う」しかない。不可抗力的な事故も中にはあるが、それらを含め多岐にわたる事故事例を丹念に追跡し、原因を探り当てる努力はたいへんなものだ。消費者に「がまんして」とは言えない。原因追求の戦いに終わりはない。

            
東京本社統括 古橋温夫

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 2006/05/10 09:37  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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プロフィール
古橋 温夫(ふるはし はるお)
日本繊維新聞社社長
「日本繊維新聞」は1943(昭和18)年に創刊された、繊維・ファッション業界で唯一、日本新聞協会に加盟する日刊総合専門紙です。繊維・ファッション産業の明日を見定めた情報を的確かつ大胆に発信していきます。
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