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日本経済の発展は中小企業が支えてきた。事業所数、従業員数では今でも中小企業のウエートは大きいが、全体としてかつてのパワーがなくなってきているのも事実だ。そのことを如実に表すデータがある。中小企業の3割は後継者難に直面しているという。 信金中央金庫総合研究所が05年に中小企業経営者を対象に「後継者問題」について尋ねたところ、3割近い中小企業が後継者選定がままならない、という結果だった。「候補者はいるが、まだ決まっていない(本人が承諾していないなど)」22%、「候補者が見当たらない」7%、さらに「後継者は必要ない(廃業・事業譲渡予定など)」も5%を占めた。 中小企業の後継者と言えば、まず経営者の子供が継いだものだ。戦後、創業したアパレルの多くも80年代から90年代にかけて子供が継承した。親から子への継承は、不安もなくスムーズに行われた。継ぐに値するだけの将来性、余力、つまり企業の魅力があった。2代目が大発展させたケースもあるが、大半は90年代の不況で消えていった。 現代の“2代目”は冷静に親の事業を分析する。企業の将来性、自己の能力をきちんと観る。ファーストリテイリング、USEN、ビームスなど2代目経営者が隆盛をもたらした企業をみると、「新創業」「第2創業」といった視点が発展をもたらした。事業継承は血より能力が求められる。 |





