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ケータイを家に忘れると1日不安だ。連絡ツールであり、住所録であり、情報収集の役目も担う。ケータイがないと、仕事の能率はガクンと落ちる。1人1台から2台、3台の時代に入り、さらにケータイを使ったコンテンツビジネスや物販は今、急成長期にある(日本繊維新聞2月27日付)。 私事で恐縮だが、私の長女が高校に入学したとき(2000年)、すでにクラスの4分の3がケータイを保有していた。「高校生にはケータイを絶対持たせない」という家庭もあったのだが、結局1カ月後には保有率100%になった。 ケータイを持たない娘を1人知っている。3月に高校を卒業するS美。私の二女である。3年間持たずに通した。全校で唯1人という。理由は「あんな小さいものでコチャコチャ話したりメールしたりするのは性に合わん」という、案外まともな理由だ。昔とは逆で、「ケータイを持たないと、仲間外れにされてしまうのではないか」などと親は心配したのだが、結局、不所持の姿勢を3年間貫いた。現代では天然記念物的存在かもしれない。友達との付き合いもそれなりにできていたようで、S美のケータイを持たない姿勢は周囲に理解されていたようだ。 さてS美(4月から大学進学)は、これからもケータイを持たないのか、親としては気にかかる。 |





