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タキシード着用で…
パーティーのお誘いをいただいて、出席の返事を出したところ、タキシード着用で、と言われた。かつては平服(スーツ)で通用したのに、昨今は規制(マナー)が厳しくなってきた。フォーマルウエア協会の「フォーマルウエア・ルールブック」の夜の礼装を参照すると、男性の正礼装は燕尾服かタキシード、準礼装はファンシータキシード、ファンシースーツとある。

正礼装は全体を白と黒でまとめるのが基本。準礼装の“ファンシー”とは「黒やミッドナイトブルー以外の色、柄、素材のタキシード」。ダークスーツの略礼装というのもあるが、平服ではなくあくまでシャツ、ベスト、ネクタイでフォーマルな装いを演出するのが礼儀だ。

にわか知識を詰め込んで衣装店に駈け込んでみたが、最近は販売スタッフも手馴れたもの。商品バリエーションも多いので、すぐワンセットを揃えることができた。男性のベストフォーマリスト賞に選ばれたエッセイストのパンツェッタ・ジローラモによると、自身おしゃれが好きで、パーティーの雰囲気や気分によって自由自在にコーディネートを楽しんでいるという。このへんの感覚は日本男性にはない。

日本フォーマルウエア協会の発行するルールブックは現在まで38万冊を販売したベストセラーである。またフォーマルスペシャリスト養成講座のライセンス取得者は1万6000人以上に上る。この数字を見る限り、フォーマルは日本ではまだ未成熟で可能性を秘めた市場と言えるのかもしれない。


東京本社統括 古橋温夫

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 2006/11/29 09:46  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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プロフィール
古橋 温夫(ふるはし はるお)
日本繊維新聞社社長
「日本繊維新聞」は1943(昭和18)年に創刊された、繊維・ファッション業界で唯一、日本新聞協会に加盟する日刊総合専門紙です。繊維・ファッション産業の明日を見定めた情報を的確かつ大胆に発信していきます。
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