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切り札はアナログ
用件をメールでやりとりし、処理することが増えている。知人同士なら簡便にすますことができるので、電話で相手を煩わすことがないという利点がある。筆者もメール利用派だ。

若い世代では“手紙を書く”行為もなくなり、「筆不精」とか「筆まめ」という言葉は死語になっているのかと思ったら、しっかり生きていて、ウェブ上ではアナログの響きを逆手にとって案外おしゃれに使っている。

いちばん困るのは、知らない人からのメールに返信しなければならないとき。当たり障りのない用件ならともかく、相手の意に沿わない返事をしなければならないときは、ちょっと考えてしまう。消費者からの苦情や問い合わせもメールが増えているらしい。日本通信販売協会の「ジャドマニューズ06年3月号」に、その弊害の事例が出ていた。購入者からの相談がメ
ールでくる。最近は連絡手段としてメールを希望する人が増えているという。問題点と要望事項がコンパクトに盛り込んであるとは限らない。「電話でも顔は見えないが、声を聞いていれば何を言わんとしているのかおよそ検討はつく」。メールのやりとりだけでは解決が遅れる可能性もある。
「ネット通販であっても、電話などのコミュニケーション方法を用いる方が解決が迅速に行われる」という。

メールによる事務処理、連絡はますます増えていくだろうが、顔も声も知らない“知人”が増えていくことに、なかなか慣れない。

          
東京本社統括 古橋温夫

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 2006/04/12 09:29  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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プロフィール
古橋 温夫(ふるはし はるお)
日本繊維新聞社社長
「日本繊維新聞」は1943(昭和18)年に創刊された、繊維・ファッション業界で唯一、日本新聞協会に加盟する日刊総合専門紙です。繊維・ファッション産業の明日を見定めた情報を的確かつ大胆に発信していきます。
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