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女児がプールの吸水口に吸い込まれ死亡するという痛ましい事故が起こった。事故が起きたふじみ野市大井プールは、たまたま隣町にあり、何度か行ったことがある。死亡事故が起きるような場所ではないので、驚いた。 原因究明の過程で、さらに驚いてしまったのは、各段階での安全管理のずさんさだ。ずさんさの総和が、監視員の目の前で女児が吸い込まれるという悲劇に行き着いた。ボルトで固定されるべき吸水口のふたは6年前から針金で留められていた。挙句の果てにふたが外れても、遊泳客に対し適切な処置を取れなかった。委託業者はもちろん、市当局の責任も問われてし かるべきだ。 関係者の認識は「昨日まで問題はなかった。きょうもないだろう」と安易に構え、長期間安全管理を怠ってきたわけだ。こうした緩みの延長上に事故は必ず起きる。経営も同じだ。現状に満足して危機管理を忘れたら、いつか大きな落とし穴にはまる。業績好調のワールドの寺井秀藏社長は数年間「業務精度を高める」と口癖のように言い続け、そのための社内改革を 推進してきた。その結果「考えられないようなミスは起こり得なくなった」と言い切る。 管理体制、マニュアルを確立し、日々慣れることなく基本動作を繰り返す。このことが、大きなミス、事故を防ぐ。経営でもスポーツでも社会生活でも凡ミスが命取りになることが往々にしてある。ふじみ野市のプール事故も、偶然というより、凡ミスが積み重なって生じた。 東京本社統括 古橋温夫 ご購読のお申し込みは0120-461720 本社〒103-0024東京都中央区日本橋小舟町13-10儘田ビル3階 Tel 03(5649)8711 Fax 03(5649)8717 URL http://www.nissenmedia.com/ |





