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“志”の高さは成功のバロメーター
成功している合同展示会には、バイヤーを引きつける明快な理由がある。それは参加企業の粒が揃っていること、つまり質だ。粒を選り分け、展示会の性格を明確化し、質を維持し高めようとする主催者の“志”が共感の輪を広げ、さらにバイヤーの評価を高めていく。国内・海外の個性的なファッションメーカーが参加する「ルームス」。衣料品雑貨輸入販売のアッシュ・ペー・フランスが運営する合同展で2月と9月、年2回の開催し、毎回1万人が来場する。次回第13回(9月12−14日、07春夏向け、東京・代々木体育館)も早々と全小間埋まった。

「ルームス」は12ブランドの展示会から始まった。プロデューサーで育ての親でもある佐藤美加さんは、同社で販売員とバイヤーの経験を持つ。同展は佐藤さんのバイヤー発想から生まれた。パリやミラノ、東京コレクションより早い時期に開催するのも「バイヤーが予算枠を使いきらないうちに」というわけだ。オリジナリティー重視で出展希望企業をチェックする。学生らの入場は原則ノー。合同展はあくまで商談の場と位置付ける。小売り団体などに足を運ぶなどバイヤー動員のための地道な努力を重ねている。こうしたビジネス志向の原則を貫いてきたことで、出展企業とバイヤー双方の信頼を得た。最近は仏、南米など海外企業の参加も増え、国際色も出てきた。

展示会ビジネスの素人の素朴な発想から生まれてきた合同展。でも、志が周囲に理解され、共感の輪を広げている。


東京本社統括 古橋温夫

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 2006/07/19 20:24  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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プロフィール
古橋 温夫(ふるはし はるお)
日本繊維新聞社社長
「日本繊維新聞」は1943(昭和18)年に創刊された、繊維・ファッション業界で唯一、日本新聞協会に加盟する日刊総合専門紙です。繊維・ファッション産業の明日を見定めた情報を的確かつ大胆に発信していきます。
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