本日は、ライブラリーにある興味深〜い本の中から選りすぐりの1冊をご紹介させていただきます。
『世界一くわしいテディベアの本 テディベア大百科』
ポーリン コックリル著
むらかみ ゆうこ訳
日本ヴォーグ社発行
請求番号:2505=TED(閲覧室)
その名の通り、テディベアのことが初心者から知識のある方まで、誰が見ても分かりやすく、参考になる書籍です

オールカラーの本文には、300枚を越す写真と説明が加えられており

、1ページに一体ずつ、時代を代表するテディベアが年代を追って紹介されています
例えば、最初に紹介されているのは、“
Mrs Robinson(ミセス・ロビンソン)”という1904年 アイディアル・ノベルティ・アンド・トイ・カンパニー製のテディベアです。
本文には、ベアの説明文と大きめの正面からの写真、小さめの横からの写真、各部位の特徴、他のテディベアと見分ける際の要点などが、見やすいレイアウトで分かりやすく説明されています
年代ごとに挿入されている「WINNIE THE POOH(くまのプーさん)」や「PADDINGTON BEAR(熊のパディントン)」といった、誰もが知っている熊のキャラクターについてのエッセイも読み応えがあります

テディベアに興味のない人でも、見ているうちにきっと興味が湧いてくるのではないでしょうか
ちなみに、私がこの本をご紹介したい!と強く思ったのは、こちらの彼に出会ったからでした
“
Peter(ピーター)”

p.44
1925年 ドイツのゲブリューダー社 サスナッフ工場製。
特徴は、ギョロリとした目とむき出しの歯、おまけに目玉と舌は可動式です

ご覧の通りストレートに「かわいい」とは言い難い彼の容貌は、当時の子供たちにも怖がられ、あまり売れゆきはよくなく――それだけに現在では、希少な存在となっているようです
他にも「中央ヨーロッパの街の広場で曲芸をしていたdancing bears(踊る熊たち)のスタイルをもとにした」という、革の口輪とリードがつけられている“
Bobby(ボビー)”

p.32や、個別に彫刻された木製の顔と足をもった“
Woody Herman(ウディ・ハーマン)”

p.109など。
一見ギョッとしてしまうような刺激的なビュジュアルのテディベアも紹介されていて、テディベア=かわいい熊のぬいぐるみという浅い先入観がコッパミジンに吹き飛ばされます

もちろん、見ているだけで幸せになるような可愛いカワイイ熊もたくさん紹介されています

世界中に愛好家のいるテディベア、その世界の奥深さが、垣間見える素晴らしい一冊です



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