樋口繊維工業
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9/25 アパレルウェブ ブログ担当

2008年03月29日(土)

転換期に突入〜!

 昨日は、淋しい出来事がありました。
東証一部上場されている取引先から「ちょっとご報告が・・。」との事だったので、昼過ぎに自社で待っておりました。
 役員さん共々おみえになったのですが、世間話もそこそこに先方から「婦人服衣料から撤退することに・・云々」。。。

 やっぱり!というか、ついにきました。
昨日のブログで書いた事が、その日のうちに現実になってしまうなんて、我ながらゾッとしてしまいました。
百貨店ブランドとして一世を風靡して、一緒に製品の品質向上を目指し、工場の技術指導もしていただいたのに残念でたまりません。

 社長(父)とも話したのですが、業界全体が大きな転換期を迎えているのは間違いなく、それもかなりの加速がついているようです。
 自分も振り落とされないように、必死にくらいついていこうと思ったところです。

 ちょっと気分的に凹んでいたときに、とても嬉しいことがありました。

 それは、夕方に千葉から、QVCを見てお客様が遊びにいらしてくださったのです。
その方は「ウールファクトリー」をとても気に入ってくださって、素敵なコートの中にきれいにメランジピンクを着こなしていらっしゃいました。
 購入のきっかけはQVCの「お客様の口コミ」だそうで、お客様の手で輪が広がっているのを実感して、とても嬉しくなりました。皆様、有難うございます!

 「捨てる神あれば、拾う神有り!」 まさに地でいく昨日は一日でした。

 さあ、これからゆっくりと支度をして、また川口(種苗店)まで行ってきます。
 緑に囲まれるととても落ち着くし、ゆったりした気分になりますものね。
 
              皆様も良い週末を!
 
 追伸: 来週の火曜から2泊3日で幕張に泊り込みなので、ブログが書けないかも・・です。  
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2008年03月28日(金)

年度末に寄せて・・・

 年度末という事で、各企業の決算の発表の花盛りになる昨今ですが、残念ながら「糸偏」業界はずっと冷え込んだままです。。。
 生まれながらにして、この業界にどっぷり浸かっている自分ですが、この現状を打破すべく試行錯誤の連続は皆様ご存知の通りです。

 俗に、繊維業界は「川上・原料部門」「川中・製造部門」「川下・アパレル、販売部門」と分けられています。その中でまず、川中部門が海外生産にシフトされ急激に落ち込みました。
 そうなると当然ながら影響は川上に及び、原糸、編みたて、染色、整理、各工場もどんどん減っていきました。熟練した技術者からコスト削減のため、リストラにあったという話もあちこちで聞かれました。

 これでは、業界全体で「商品を一緒に作る」意識が薄れてくるのも仕方ないことなのですが、当時からうちとお付き合いくださったアパレルさんの多くは「国産」「海外産」の差別化を早い段階から意識してくださっていたので、モノづくりにこだわっていた当社としては随分助かりました。

 今でも取引金額は減少したものの、良い関係を保っていただいているアパレルさんがあるということは幸せなことですし、有難いことです。

 また、一人ひとりのお客様に直接に自分の思いをお話できる場を与えていただいたことも、幸運だったと思います。
 自社で作った商品を通して、良い関係が築けたいいなあという理想的な環境が、思いがけず早い段階で実現できたのには我ながら驚いています。

 これは父の先見性、社員の意識、全てが一致団結できたのも大きな要因と思っています。
 自分はみんなにひたすら感謝するのみです。いつも本当に有難う!!!
 メリヤス肌着の製造直販から、コート、ドレスに到達し、また初心に還って「お客様との出会い」から始まる今の置かれている自分の立場を忘れず、邁進していきます。

 ちょっとお堅い真面目な話が続いたので週末は、また花作りの話でもしましょうかね〜。。。  
 


 
 
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2008年03月25日(火)

円高とはいうものの・・・恩恵なし!(怒)

 今日は朝から良い天気で気持ちがいいですね!一気に桜の花も進むのでしょう〜

 最近、円高還元セールなどと巷では聞こえてきますが、こちらはなかなか・・・。
 それを考えると腹が立ったり、頭が痛くなってきます。何故なら、相手がドル立てでは無い所や、単にドル安だけに頼る事ができない所がほとんどだからなのです。。。

 高騰している「スーパーファインウール」は豪州$ですし、「ラグジック」はトウモロコシや小麦の高騰でニューメキシコ州の農家の転作志向は変わらず、「海島綿」もハリケーンでやられているし・・・。

 そして、昨日は染色工場の社長さんがみえて、原油高騰での染代のアップの相談でした。。。

 ここが忍耐のしどころなのですが、段々と先行きが不安になるのも事実です。
でも、わが社は自家工場だし、苦しいの他社も同じことです!
 ここは前向きにとらまえて、他社との競合に切磋琢磨して自社のオリジナル性をアピールして顧客の方々との信頼を得れば、おのずと明るい展望が開けると思っています。
 事実、「オイルショック」、「1部上場大型取引先の倒産」など、うちも決して順風満帆でここまできてはいません。OEM(アパレルからの受注生産)から、自社ブランドへの転換も社員共々、大変な苦労もしました。

 お客様からも「勝平さんは、いつも幸せそうで挫折なんかないんでしょう?良いところに生まれて良かったわね。」と、よく言われます。本当に皆様、優しく好意的に見てくださって嬉しいです!でも、現実は厳しく、今でも辛酸をなめる事もしばしばです。。。

 まだまだ自分も未熟で、旧知の知人やブログの愛読者の方々にに支えられて、何とか成り立っています。 そして、お客様が笑顔で過ごせる商品を今後も作ることができたら、この上ない幸せです。
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2008年03月19日(水)

ビーカーの嵐

 来月の自社の展示会用の再ビーカー(やり直し)や、ふと思いついた新色の色ビーカーが素材ごとに続々と上がってきています。春の陽射しの中での秋冬の色決めは頭を悩ませます。。。
気持ちを秋冬に置き換えて、今年の傾向と昨年の実績の狭間で考えるのですが、これがナカナカ・・・汗 
 この業界に20年はおりますが、MD、デザイナー経験はありませんし、ずっと「作る」方の側でしたから、発信という立場にはまだまだ不慣れですね〜。

 ただ、現在のアパレルさんの置かれている立場は大小を問わず厳しいのは変わりありませんし、黙って言われた事だけに動かされるのでは、先方にただ都合良く使われるだけで、自身の向上には何ら結びつかない気がするのです。。。そして、いずれは・・・です。

 この20年で、たくさんの仲間が業界から姿を消しました。どうにか本社はあるものの、自社工場を閉めたところもたくさんあります。

 そんな中で、新たな出会いがある自分は幸せです!昨日は、メールで何度かやり取りをさせていただいていた、横浜のP様と話せました。御好意に満ちたお手紙を下さった岡山のN様もいらっしゃいます。

 お客様それぞれが、うちの商品を自分なりに楽しんで着て下さっている。。。
それが、これからの自分の大きな励みになっています。プレッシャーと言うよりは、仕事への起爆剤といった感じです!

 もちろん、毎日このブログを読んでくださっている皆様方にも感謝しております〜
 秋田県横手市のTのO様、いつも仕方ないです〜(秋田の言葉で「有難いなあとか、申し訳ないなあ」と言う意味です。)工場長から話は聞いていますよ!
 
 また、書き込みに、抵抗のある方はどうぞお問い合わせの方からメールを頂ければ幸いです。
 代筆でなく、自分からお返事も致しますので・・・!自分とお話をした方の殆んどが、カキコミに抵抗有りでした。。。

 皆様から、モノづくりからブログまで、色々な情報を細かく戴けるので本当に助かります。
 
 なお、展示会は、4月16〜18日まで、墨田区にある国際ファッションセンター KFCホール2ndにて、時間は9:30〜17:30となっています。

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2008年02月21日(木)

素材選び、素材作りの助っ人・・・ QVC

 三月になると、アパレルさんでは秋冬の展示会を行うところが多いので、今はその展示会サンプル製作で工場はてんてこ舞いしています。
 今年の傾向や、デザイン、仕様など、お付き合いさせていただいているデザイナーさんは、非常にキャリアのある、うるさ型(失礼!こだわり型ですね)のご指名が多いので嬉しい悲鳴をあげています。。。
 先日のブログにも書きましたが、「モノづくり」をするにあたっての同じ価値観を持った仲間が少なくなってきたのは事実です。折角、製品を作っても、刺繍や、プリントで生きることなく却って、おかしくなってしまうこともあります。

 原反もさることながら、加工技術もどんどんできなくなりつつあります。特に手作業で行う仕様は後継者がほとんどおらず、その方がやめられるとその時点で終わりになってしまいます。残念ながら、これが現状です。

 特に刺繍が顕著で、小さな刺繍やさんなどは機械や技術を持った職人さんを抱えきれずに機械と共に廃業などということが起こっています。そんなわけで、QVCさんで好評のウールーナイロンメッシュの「コード刺繍花柄ミニボトル」も、ご近所でお願いしました。小さなこだわりと丁寧な仕事が視聴者の皆様にも届いたようで、刺繍やさんの社長さんと喜びました。

 皆さんと一緒に、細々でもいいからモノづくりが今後もできるように、素材探し、素材作り、色々なテクニックを探していきますので、応援してくださいね!
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