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2007年09月25日

値上がりラッシュ

 各方面でじわじわと値上がりが広がっていますね。

 日清食品は来年1月出荷分から即席めんの大半を値上げすると発表しました。 17年ぶりだそうです。 主原料・小麦の高騰に加え、パーム油などの価格上昇が長期的に続くと判断したそうです。 パンや菓子など小麦粉を使うメーカー各社も製品値上げに動くようで、お菓子作りにほんの少量消費する私もちょっと嫌な感じです。

 値上げの要因は小麦だけではなく、バイオエタノール需要や中国などでの消費増大、各地の干ばつや災害、人件費の上昇、それにもちろん原油の高騰、など背景は様々。 輸送費や包装資材もアップ。 報道も盛んです。 中国でもトウモロコシはバイオエタノール、大豆はバイオディーゼル向けの転作が進み、玄そばや落花生は収穫減です。
 又、日本製だからと安心は出来ない昨今とは言え、中国の人達自身が「マイオイル」持参で外食に出掛けるほど安全不信は深刻な様子です。 豚肉が高騰し騒ぎも起きましたが、農業部が監視チームを強化、生産農家に対し口蹄疫などの病気の検査・予防を徹底させるとともに、安全な豚肉の安定供給を目指しています。 粉ミルクやおもちゃの問題も有りました。 オリンピックを控え、対策に躍起の中国に期待しましょう。 安全対策のコスト増から輸入価格が上昇しているのは業務用冷凍野菜、干ししいたけ、鰻の蒲焼なども同じです。
 やっと環境にも目を向け始めた中国。我 々の取り扱う衣料資材も含めて、環境対策コストの増化も考慮して行く必要が有るでしょう。

 果汁飲料、食用油、マヨネーズやチーズ、ハム・ソーセージ、なども相次いで値上げ、お菓子類は価格据え置きで容量を減らしています。 外食産業にも値上げが広がりそうです。 中秋の名月、何でも美味しい季節を迎えたのに、ガソリンは下がらないし、年金泥棒達はまだ捕まらないし、懐具合が気になりますよね。 (パファA) http://www.e-ryoshizai.com/
2007年09月18日

返し技って?

 ざわざわした一週間でした。

 柔道世界選手権の初日で井上・鈴木両選手がまさかの二回戦敗退。 倒された後の死に体での返し技?で不用意に背中を着いてしまった方が悪いのは勿論です。 谷亮子ママや棟田達はきっちり優勝しているので、圧倒的勝利を収めなかった彼らが責められるのは当然でしょう。 が、素人目でもどっちが勝ったかは明らかだったように思います。 特に鈴木選手のときは「一本」かどうかで協議するのかと思いきや、副審達が相手側の勝ちに覆したのですから世界戦を裁くレベルではないのでは?と皆思ったでしょう。 「有効」や「効果」ではなく「一本」がどちらの物か、なんて変です。
 シドニー五輪で篠原選手の返し技が認められなかったとき以来、ルールも審判のレベルも変質して来ているのだという事を腹に収めて臨まなかったのが最大の失敗でしょう。 ただ、これではもはや柔道とは言えません、レスリングではないのですから。 柔道着の襟を極端に分厚くして掴み難くするなど、姑息な手段が「合法」を盾にまかり通っています。 国際柔道連盟での山下さんの理事落選で世界から締め出された日本柔道。 本当の国際化とも言えますが変質は更に進む事でしょう。 この際日本は連盟から脱退し原点に戻る、という手は過激過ぎるでしょうか。 講道館創設当初の理想の柔道を追求したい国が付いて来れば良いではないですか。 変質させて迄世界に普及させる必要は無いと思います。

 最近日本という国が軽く扱われている気がしませんか? 横綱という地位も品格も仕事も放り投げたガキ大将もそうですし、所信表明迄済ませた直後に「やんなっちゃった」首相がいる国ではある程度やむを得ないかも知れませんが...。 変にナショナリズムを訴えたい訳では決してありません。 日本の良いものをきちんとアピールする、という本来の姿に戻るべきだと思うのです。 暑いので塩原に出掛け、「竜化の滝」でマイナスイオンとフィトンチッドをたっぷり浴びて来たのに、ちょっと「怒り」の一週間でした。 少し書き過ぎ、反省します。 (パファA) http://www.e-ryoshizai.com/
2007年09月10日

誰も寝てはならぬ

 キング・オブ・ハイC、ルチアーノ・パヴァロッティが6日、逝きました。

 「神に祝福された声」と評された名テノールの巨漢と白いハンカチ、底抜けに明るい人柄は世界中の音楽ファンから愛されました。
 1990年、イタリアワールドカップを記念して、かつてライバルだったドミンゴ、カレーラスとともに開いた「三大テノール」コンサートでそれ迄クラシックやオペラには無関心だった人達をも巻き込み大ブームを起こした功績は大きかったですね。 以後度々開催され、CDは驚異的な売上を記録しました。
 彼が最後に最も輝いたのは昨年2月のトリノ五輪開会式でしょうか。 オペラ『トゥーランドット』の「誰も寝てはならぬ」を常と変わらぬ艶のある声で歌い上げました。 フィギュアスケートの荒川静香選手が偶然同じ曲をフリー演技で使用し金メダルを獲得したことは「イナバウアー」と共に記憶に新しいですね。 このオペラの主人公、氷の心を持つとされるトゥーランドット姫が結婚相手になる条件として出した3つの難問をある王子に答えられてしまい、その王子の名前を言い当てようと家来達に「王子の名前が分かる迄、誰も寝てはならぬ」と命じます。 それを聞いたカラフ王子が勝利を確信しながら歌うアリアがこの曲です。 自分の演技の直前迄荒川選手がヘッドフォンで聞いて集中力を高めていたのも自身のこの演技曲、リラクゼーションミュージックとしても話題になりましたね。 世界を魅了した人類の貴重な才能が又一つ消えましたが、あの伸びやかな歌声と愛すべきキャラクターは永遠に我々の記憶に残るでしょう、合掌。

 各地に被害をもたらした台風9号が北日本を縦断して行きました。 流石の猛暑も一息ついて寝苦しい夜から解放されたこの週末、タイガースがようやく首位に立ち、差を広げました。 凄い試合の後は遅く迄六甲おろしが響き渡り、私の場合「誰も寝てはならぬ」と言われなくても気の早い祝杯で・・・。 (パファA) http://www.e-ryoshizai.com/
2007年09月03日

カミーノ(巡礼の道)とコキーユ(帆立)

 日経夕刊に「還暦カミーノ 〜スペイン巡礼記」が連載されています。

 還暦を迎えた人達が札所巡り、というのは良く聞きます。 以前、四国など国内の巡礼についても連載されていましたが、今や日本人のお遍路さん迄グローバル、各国の人達と共にスペインを訪れるのですねぇ。 昨年友人達とマドリッドに集まったときもオプションとして寄り道候補に上がりました。 ピレネーを越えてワインの名産地・リオハを抜けるコースは魅力的でしたが時間にゆとりが無く断念したものです。

 「サンチャゴ巡礼路」(El Camino de Santiago)は、キリストの12使徒・聖ヤコブ(サンティアゴ)の墓「サンティアゴ・デ・コンポステーラ(カテドラル)」を目指します。 ここは、エルサレム、ローマと共にキリスト教徒の三大巡礼地の一つで、ヨーロッパ各地からイベリア半島の先端への道は世界遺産になっています。 別名は「貝の道」。 旅人は帆立貝の貝殻を付けて歩き、道案内も貝殻のマークか黄色い矢印です。 貝殻の中央には聖堂騎士団の象徴の剣をあしらった十字架が赤で描かれます。 帆立貝が聖ヤコブのシンボルとされた由来には諸説有ります。 聖ヤコブの遺骸がエルサレムから流れ着いたという船の底に貝殻がたくさんついていたから、あるいは昔この貝をお皿代わりに托鉢(たくはつ)をしていたから、などです。

 生菓子より持ち運びしやすい焼き菓子は、旅のお菓子(gateaux du voyage)とも呼ばれます。 マドレーヌは巡礼の旅のお菓子、貝殻型をしています。 この名の由来も諸説有りますが有力なのは... ロレーヌ公に仕えるパティシエール見習いがある日の晩餐会で急遽お菓子を作ることになりました。 パティシエ達が喧嘩をして帰ってしまったのです。 その時焼いた故郷コメルシーのお菓子を食通のロレーヌ公が気に入り彼女の名を取って命名したというお話。 修道院で作るお菓子の伝統の形で、巡礼のお守り・帆立貝を模したと言われているようです。 なぜか日本のマドレーヌは菊の形ですが。

 まだまだ雑念だらけの毎日、静かな心境で、あるいは静かな心境を求めて女房と巡礼にでも、という日がいつか来るのでしょうか? リオハのワインを飲みに出掛けるだけになるのでしょうか? (パファA) http://www.e-ryoshizai.com/
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