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2008年10月27日

日本人って?

 先週に続きノーベル賞関連ネタを。

 ノーベル物理学賞を受賞された南部陽一郎米シカゴ大名誉教授が米国籍だったことを機に、自民党のプロジェクトチームが国籍法改正の検討を始めたという話です。 日本の新聞では日本人3人が同時受賞、と派手な見出しでしたが、当の王立アカデミーの公式発表には「南部氏はアメリカ国籍」と明記されています。 日本は二重国籍を原則認めず、外国籍を取得した時点で日本国籍を自動的に失いますが、届け出は1割程とされています。 正直者と有名人が損をすると言われて来た制度で、急な変節は日本人としての栄誉を一人分損した、との思いからでしょうか。不可抗力で取得出来なかった海外在住者の方々などにも希望の灯がともるのは大歓迎です。
 生地主義のアメリカに対し日本は血統主義で、出生時に父か母が日本国民であるとき又は出生前に死亡した父が死亡時に日本国民であったとき、というのが出生による国籍取得の基本です。 例外的に日本で生まれ,父母がともに不明又は無国籍のときにも取得が可能です。 未婚の日本人父とフィリピン人母の間に生まれた子供の日本国籍確認を求めた訴訟で、両親の婚姻を必須とする国籍法の規定を違憲とした今年6月の最高裁判決を受け、法務省は取得条件からこの要件を外すようです。
 米国などで生まれたり、父または母が韓国人で日本で生まれた、などの場合は22歳までにどちらかの国籍を選択する必要が有ります(韓国国籍は自動的に取得出来る為)。 外国国籍取得が確定した後の日本旅券使用は違法、日本に滞在できるのは観光ビザで最高3ケ月、と言うのは少し違和感が有ります。 我々庶民の家庭でもどんどんグローバル化が進む今、市民権や永住権の問題とは別に、日本も多重国籍の容認と生地主義の導入も検討すべきだと思うのですが...。

 従来の無制限移民策に歯止めをかけるとともに、8年以上合法的に国内に居住し生活費を自ら稼げるなど国籍取得条件を緩和する代わりに、法律や社会秩序・日常生活などに関する知識が問われる取得試験を義務付けているドイツの今後に注目しています。

 法務省は認知の偽装に対して罰則規定も盛り込むようです。 アジア各地への生産シフトが進んだ我々ファッション業界、分野が違うとは言え、食品の国籍・産地偽装の連続には厳しい対応を期待します。 (つい話が長くて固くなり過ぎました。) (パファA) http://www.textile-net.jp/crtex_tx/textile_login.html

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