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光る生物、光る繊維

 クラゲが人気です。

 米ボストン大名誉教授・下村脩さんのノーベル化学賞受賞後、山形県鶴岡市の加茂水族館で入館者が急増しているそうです。 国内最多35種類のクラゲを展示する館内では、授賞理由となった緑色蛍光たんぱく質を抽出したオワンクラゲの見学者が増え、一回り大きな水槽に移される出世ぶりです。 村上龍男館長の「どん底でクラゲだけが希望の光をくれた」とのコメントも光り、ました。

 30代で米国に渡り、クラゲ一筋に研究を続けた下村さんは家族総出で大量捕獲を続けたそうです。 クラゲは海水のカルシウムと反応して青く光るたんぱく質イクオリンと、イクオリンの光や紫外線で光る緑色蛍光たんぱく質(GFP)という2つの仕組みで光ります。 このGFPの構造と光る謎を解明されました。 ゲノムに挿入し標的遺伝子が動き出したときに光る物質として利用されます。 以前は不可能だったレベルでの生きた細胞の機能観察が可能になり、アルツハイマーやがん治療の研究を飛躍的に発展させたとのこと。 遺伝子組み換え技術が発展した昨今、遺伝子や細胞機能をテーマとする研究には避けて通れない成果のようです。

 光る生物は他にもホタル、サンゴ、キノコ、ミミズなど約800種類いるとされ、餌をとる、敵を脅す、コミュニケーションをとる、など光る理由は様々。 しかし発光の仕組みが解明されているのはわずか数種類だそうです。
 昨年ゴールドコーストのナチュラルブリッジ洞窟まで見に行ったグロウワームもおびただしい数の怪しい光を放っていました。 ヒカリキノコバエの幼虫が出す粘着性の糸が、しずく状に連なり青緑色に発光します。 写真は妹がフラッシュ禁止の洞窟内でバルブ撮影したもの、クリックしてご覧下さい。

 感温変色や蓄光なども含め、光る繊維も色々有ります。 京都工芸繊維大学が今年1月に発表したのは熱帯原産の蚕を品種改良し鮮やかな蛍光色の発色能力を高めた絹。 ティムコ・TMCモルフォファイバーはアマゾン川流域に生息するモルフォ蝶の発色原理を応用して作られました。 フィリップスのLEDシャツなども楽しそうです。
 我々衣料資材部の取り扱う再帰反射生地「ミラール」は夜間での視認性が高く安全性を配慮した商品です。 又、昭栄編物の光る素材シリーズは http://www.e-ryoshizai.com/library_cate/sensitivity_4.html をご覧下さい。  (パファA) http://www.textile-net.jp/crtex_tx/textile_login.html

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