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2007年05月21日

「和」でキメる

 江戸は祭りの季節です。

 神田祭、三社祭、来月は鳥越祭とイベント大好き人間には血の騒ぐ日が続きます。 昨夜は三社さまのハイライト「宮入り」でしたね。 祭囃子が聞こえて来るとつい足がその方向に向いてしまうのを防げません。
 大阪出身の私が江戸の祭りにハマってしまったのは神輿の所為です。 関西では岸和田を筆頭に「ダンジリ」を曳くのが主流、神輿は飾っておくイメージでした。 ダンジリを猛スピードで引っ張りぶつけ合うのも豪快ですが、祭りとの一体感、という点からすると神輿に軍配が上がる気がしたのです。 担ぎ棒を肩に入れると一瞬で無我の境に入り、「セイヤ、セイヤ!」となります。
 もう随分前になりますが、初めて担いだのは千住の三百貫神輿でした。 何より足捌きに気を使います。 もたもたして周りのリズムを壊すようでは即座に摘み出されてしまいます。 晒は仰向けに寝転がって巻くのが良い、と教えられた通りにキリッと締め上げ、半纏と鉢巻に足袋で格好はバッチリ。 町会から町会へ引き継いで行くとき、なかなか渡そうとしないので揉めたりしたのも楽しい思い出です。 女性は紅を差し、粋に鉢巻を乗せるともう江戸の女、良いですね。 ご近所の母娘は今年も揃いの半纏で神田祭に出掛けて行きました。 電車では目立つと共に羨ましがられたことでしょう。
 花火見物などに浴衣姿のカップルが増え、男物の浴衣も売れています。 「和」に注目が集まり、関連小物も売れてビシネスチャンスが広がっています。 襟元からレースを覗かせたり、かかとの高い下駄を履いたり、と今風に着るのもファッションの広がりとしては良いでしょうし、浴衣をきっかけに和服全般へと着用範囲が広がるのは大歓迎。 「和」テイストは衣食住全体で世界の潮流ですが、だらしなく着崩れていたり、外股でがさつに歩かれたりするのは願い下げ。 やはり祭りのときのように和は和できちんと着こなすのが粋だと感じてしまいます。 背筋の伸びた凛とした雰囲気は素敵です。 (パファA)

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