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甲州商人の心意気

 甲府に出張。NHKの大河ドラマ「風林火山」に乗じたポスターや看板が目立ち、ドラマ終了後も観光PR熱はさめやらぬ印象だ。
 この地に本社を置くユニフォーム小売業者を取材した。オンライン販売にいち早く取り組んだこと、通販王国の米国のイーコマースを意識したビジネスモデルで業界での知名度はダントツだ。しかし主戦場である山梨県の景気回復は鈍く、今月は県内トップクラスの建設業が倒産するなど市況は厳しい。
 そこで同社は現在、大手企業の支社へのアプローチを強化している。本社決済がいらない小口の案件を掘り起こし、納品後はとにかく商品を切らさない。イーコマースで培った在庫管理と対人販売のち密なフォローが評価され、支社に納入した商品が本社や他の支社でも採用されるという実績もできた。「甲州商人」のバイタリティーは健在のようだ。 (S.T)
2008年02月29日(金)  06:25  / この記事のURL

あのサイトでも服が買える!

 本屋に行って、立ち読みをするのも好きだが、最近は気になった本をネットの通販サイトで検索して、その本を買って読んだ人のレビューなどを見るのも楽しみになっている。
 本の通販サイトといえば、やはり「Amazon」。インターネットを利用し始めたときから、書店に置いていない本を買うなど活用していた。最近では本以外にパソコンソフトや日用雑貨、電化製品まで扱いはじめ、ついにアパレル製品までを販売しだした。
 服など実際、見て試着しなければ分からない、なんていう人も多いだろうが、自分もそのひとり。しかし、だんだん見ているうちに「なかなかセンスがいい服ばかり売っているなあ」と思う始末。ネットの高速回線の発達で、繊細な商品写真が見られるのも、ここ数年、インターネットでの買い物利用件数が増えている要因だろうと推測できる。
 が、それとは別にネットで服を買う理由を新たに発見した。それは本に購入者のレビューがあるのと同時に、服にも購入者のレビューが付いているのだ。店で買おうと試着すれば、必ず「お似合いですね」とか「いい感じです」などの店員の決まり文句。しかし、レビューは買った感想の本音しか書かれていない。
 もっとも、レビューが載せられている商品はまだ少なかったが、「意外に着膨れする」とか「色めがカッコ良く注目を集めた」などのレビューがあれば、それを見てから買う人も多いはず。
 そうなると、ますます店頭での衣料販売が難しくなってくるのではないだろうか。(Y.O)
2008年02月28日(木)  06:08  / この記事のURL

故郷が観光地に?!

 2月に茨城の実家に帰るのは久しぶりだった。帰省してビックリ。石材業以外は何もない(筑波山はあっても名所はつくば市側、バブル崩壊とともに石材業も韓国に押され低迷)わが故郷が、ちょっとした観光地になっていたのだ。
 城下町の古い蔵の残る街並みを生かし「蔵の街・真壁」として再生。2月〜3月3日までの1カ月間は、町中の家や店、公共施設など約170カ所にたくさんの雛人形を飾り、公開している。蔵に眠っていた江戸・明治・大正時代の由緒あるお雛さまから、ネコやウサギ、ネズミなどの変わり雛、石の町を象徴する石造りの雛飾りなど実に多彩。空き地は次々と駐車場に整備され、取り壊し寸前の家屋は1日一組・女性(夫婦)限定の趣ある旅籠に変身した。それほど人が訪れる。
 懐かしい味の“すいとん”は「うまかべすいとん」として、それぞれの食事処がバラエティー豊かな味を競い合う。母親も案内人の一人として、観光客に雛人形の見所や食事処、土産物屋など紹介して回る。
 やはりピークはひな祭りの1カ月間に集約されてしまうが、色褪せて見えていた街が彩りと活気を取り戻したようだ。これも一つの地域資源の有効活用。何より、1カ月間も自宅を開放する市民のガンバリに脱帽した。 (N.O)
2008年02月27日(水)  05:43  / この記事のURL

“砂漠化”に光のはずが…

 この写真、何だか分かりますか――。馬の尻尾ではありません。実はコレ、TVコマーシャルでもおなじみのプロピアの「頭髪用汎用型ヘアコンタクト」。頭髪に悩む男の、強い味方です。昨年末、東京繊維記者会の忘年会で頂戴しました。「これで失われた10年を取り戻せる!」と喜び勇んだのも束の間、今では “使い時”に迷っています。
 某合繊メーカーの技術も使われているというこの商品。「ご使用上の注意」によると、「部分使用向けに開発された使い切り商品」で、毛根部分に接着剤が組み込まれ、直接頭皮に装着するという。ただ、この商品は「円形タイプ」。私のように前面から“砂漠化”が進む者にとっては、ちょいとばかし使用が難しい。「頭の端に付けてさ、おでこになでつけて、髪の分け目を10対0にしてみたら?」と某社女性広報担当者の優しい?アドバイスもむなしく、私にはどうがんばってもフィットしないのです。豊富な黒髪を誇る記者会加盟の記者、ならびに各社広報担当者が、まるで私のためだけに用意してくれたような景品なのですが、頭髪問題に悩みを抱く“同志”に差し上げようかと考えています。
 ちなみに。「くちヒゲ」用と「あごヒゲ」用もいただいたのですが、ヒゲは十分すぎるほど生えているので、同僚にあげてしまいました。 (M・K)
2008年02月26日(火)  06:40  / この記事のURL

作業服専門店はサロンを目指す……

 バタイユを愛読し、朝比奈隆が振った大フィルのベートーベンとマーラーをこよなく愛する、そんなオーナーが、作業服のあれこれについて相談にのってくれるワーキングウエア専門店が大阪にある。
 外観を見ても、店内に入ってもカフェバーのような作りの不思議な作業服専門店、その名前は「Ven」という。
 学生や芸術家などの常連客が多く、オーナーの松本健一郎さんは「ユニフォームに興味のある人が集まるサロンを目指したい」と言う。
 興味のある人は「ユニフォームプラス」の最新3号で紹介しているので、ご一読を……。(K.M)
2008年02月25日(月)  06:53  / この記事のURL

ホワイトデーをピンクに

 乳がんの撲滅、検診の早期受診を啓蒙・推進する世界規模のキャンペーン「ピンクリボン運動」を支援するセシールは、2月14日〜3月14日「ホワイトデーをピンクに染めようキャンペーン」を同社オンラインショップで開催する。日本では乳がんの発見に大きな役割を果たすマンモグラフィー検診の受診率が1割を切っており、とくに主婦層の受診率は低い。そのため、病気の進行に気づかず、悲劇につながることも少なくない。
 「状況改善には男性からのアドバイスも重要」と見たセシールのキャンペーンは、男性側にピンクリボン運動への賛同をお願いするとともに、ホワイトデーのギフト(写真)にマンモグラフィー検診についてのコメントを入れ、受診率向上につなげようというもの。期間中はオンラインショップに専用コンテンツを設け、ピンクリボン運動のメッセージカードを入れて商品を届ける。売り上げの一部は、ピンクリボン運動を支援する団体に寄付するという。男性の一言で、大切な人を乳がんから守ることができるかもしれない。(E・M)
2008年02月22日(金)  06:47  / この記事のURL

思い込みと気負い過ぎ

 日本カーペット工業組合が3月1〜6日、中国・上海で開かれる第18回華東交易会に出展する。大阪府、大阪市、大阪府ものづくり振興協会で構成するOSAKA「市(いち)」開催実行委員会のブースだ。カーペットは海外品による侵食が続く。
 そんな業界が「輸出に取り組む」と思い込んでしまった。大阪府下に製造拠点を持つ5社が出展する。5社とも、主な商品はタイルカーペット。「建築需要が旺盛な中国市場にチャレンジか」。だが、日本品に現地で価格競争力がないことは承知していたはず。にもかかわらず、「何か競争力のある新商品を持ってのチャレンジでは?」などの思惑を持って取材を始めた。
 「はじめての海外出展ですね。輸出に取り組むのですか」。すっかり輸出に取り組むという考えに陥った。田淵博専務理事は「大阪府から出展要請を受け、お受けすることにした。中国への輸出は現状では無理」と、完全に思惑は外れた。
 「出展要請を受けたので、府のブースの床に出展社のタイルカーペットを敷くことで協力します」。府のブースを5つに分け、5社がそれぞれのタイルカーペットを敷く。「来場者が他ブースのニードルパンチ不織布の床と日本製タイルカーペットを敷いた床を比べて日本製の良さを感じていただければ…」。
 思い込みが激しかった。気負っていただけに、実情を聞いて「がっくり」。(H.S)
2008年02月21日(木)  07:23  / この記事のURL

大原總一郎のこと

 先日、このブログでクラボウの2代目社長にして倉敷レーヨン(現クラレ)の創設者、大原孫三郎について書いた。その大原孫三郎に関して、城山三郎が評伝小説『わしの眼は十年先が見える―大原孫三郎の生涯』(新潮文庫)を書いている。そのなかで城山三郎は、孫三郎が後世に残したもので最高の成功作は、息子・大原總一郎であるという。この指摘は、実に面白い。
 總一郎は、クラレの2代目社長として、ビニロン国産化への奮闘など、日本繊維産業史にその名を特筆大書される存在だが、一経営者である以上に、一人の文化人であった。柳宗悦の民芸運動に共鳴し、孫三郎から受け継いだ大原美術館で従来の西洋名画だけでなく、民芸品コレクションを充実させた。また文筆家としても知られ『大原總一郎随想全集』全4巻が福武書店(現ベネッセコーポレーション)から刊行されている。總一郎の評伝として、随想全集の編集者であった井上太郎が『大原總一郎―へこたれない理想主義者』(中公文庫)を著し、總一郎の人物像をよく伝える。
 その總一郎だが、晩年に東京大学経済学部で講師として「産業企業論」の講座を担当した。その講義を基にまとめられたのが『化学繊維工業論』(東京大学出版会)である。これは単なる殿様芸としての研究ではない。レーヨン産業の起源から説き、各国の発展史というマクロ的視点から出発し、最終的には日本の合繊メーカーの経営資料を基に、化繊産業の問題点を洗い出すというミクロ的視点にまで達する本格的研究である。のちに總一郎は、この『化学繊維工業論』で東京大学から経済学博士号を授与される。経営者、そして文化人でもある總一郎は、経済学者としても認められたわけだ。
 ちなみに、彼の素質を認め大学で講座を持つことを依頼したのは、当時の東京大学経済学部長だった脇村義太郎教授である。繊維関係者から見れば、元東洋紡専務で元新興産業社長、現在は高野連会長を務める脇村春夫氏の伯父といえば、分りやすいだろう。(M.U)
【写真は、大原總一郎『化学繊維工業論』と、井上太郎『大原總一郎―へこたれない理想主義者』】

2008年02月20日(水)  07:23  / この記事のURL

「2月19日」という日

 暖冬で年初には想像しなかったここ数週間の寒波で思い起こされる。
 36年前のきょう2月19日に起きた連合赤軍による浅間山山荘立てこもり事件。連日テレビで流される事件の一部始終に釘づけとなり、バイク事故で入院中だった高校1年の私は、不謹慎だが退屈な日々のうちの9日間、時間を忘れたことを思い出した。
 さらに溯ること太平洋戦争末期の1945年2月19日には、映画にもなった「硫黄島」に米連合艦隊が上陸を開始した。1週間で攻略できると踏んだが2カ月の激戦となり、両軍に多数の死傷者が出た。
 現代。シーズンに関係なく世間は荒れ気味。繊維・衣料品業界の波も荒い。あれだけ消費の進んだデニムジーンズの動きもいまひとつだ。
 そんな空気を一蹴しようと本紙はきょう、「座談会」を岡山・児島の倉敷ファッションセンターで開く。地元のデニムジーンズ企業の四方に集まっていただき、デニムジーンズ発祥の地、児島から“元気の出る話”をしていただければとお願いした。
 春の足音はまだ聞こえてきませんが、少しでも明るい材料を繊維ニュースは提供したいと思っています。(M.S)
2008年02月19日(火)  06:17  / この記事のURL

全て効果なしなのか?

 先日、公正取引委員会が燃費向上などを標ぼうする自動車関連商品の製造販売・卸売業19社に対し、排除命令(不当な表示の禁止など)を行なった。燃費向上に合理的な裏付けがなかったという。実は昨年末にそのうちの1社の製品を購入したばかりだったので、少しガックリ。
 購入したのはシガーソケットに差し込むタイプ。「燃費向上」などの部分が不当表示に当たるそうだ。ただ、その他の表示は不当ではないという。
 燃費が向上したかは不明もエンジンは掛かりやすくなったし、トルクも太くなったような気がする。結構高かったのでそう思いたいのかもしれないが、不当表示の一部分だけを取り上げて、すべて効果なしと断じるのはいかがなものか。 (T.N)
2008年02月18日(月)  07:49  / この記事のURL

インテリアも防炎を

 一般住宅に火災警報器の設置が義務付けられているのをご存知だろうか。改正消防法の施行で、新築住宅は2006年6月から火災警報器の設置されており、既存住宅は市町村条例で適用期限が定められているのだが、回覧板が回ってくるまで、全く知らなかった。
 私の住んでいる市は2011年5月31日までに寝室、階段室、台所などに設置しなければならないという。住宅火災では逃げ遅れによる死者が最も多い。住宅用火災警報器を設置することで火災を早期発見して命を守ることにつながる。確かにそうだろうが、それならば、カーテンやカーペット、壁紙など燃えやすい繊維製品も防炎品使用にすべきに思うのだが……。(T・N)
2008年02月15日(金)  07:12  / この記事のURL

エルメスと能率手帳

 毎年年末になると、頭を悩ませる問題がある。社会人になった年に、訪れたパリでエッフェル塔の上から飛び降りるつもりで買ったエルメスの手帳の“中身”のことである。
 革のカバーももちろん高いが、10年毎日使ってびくともしない耐久性と全く飽きのこない普遍性を備えており、価格に見合うだけの価値は十二分にあると思う。しかし問題は中身=レフィルにあるのだ。
 1週間見開きタイプの非常に使い勝手の良いもので、小口は金色、綴じはリングタイプと確かにお金はある程度かかっていそうなのだが、この単なる紙の手帳がなんと1万5000円もする(!)のである。しかしながら純正の魅力には抗えず、馬鹿馬鹿しいと思いつつもここ数年は純正を使っていた。
 しかし、今年は躊躇なく汎用品を使うことにした。ユーロ高で価格が1万6800円になってしまったのと、使いやすかったレイアウトに変更があり、時間でのスケジュール管理ができなくなってしまったのが理由。850円の能率手帳は望外に使いやすく、何より財布に優しい。同じ悩みをお持ちの方はぜひ。(K・M)
2008年02月14日(木)  07:13  / この記事のURL

質実剛健をもってよしとする

 先週末からの3連休、西日本の平野部でも積雪があった。私の生活範囲では、ここ数年、まとまった積雪はなく、油断しているところへの襲来に暖冬に慣れた軟弱者は怯えるばかり。当日は屋外を歩き回らなければならない理由があり、靴の選択に頭を悩ませることになった。最終的にハイテクスニーカーか“もっさい(=ダサい)”ゴム底のワラビーかで悩んだ末、ワラビーに決定。
 これが正解。スニーカーの同行者が「雪解け水が浸みてきた」と嘆く中、一人ほくそえむ。グリップ力も底がたわんで踏ん張りが利くため、見かけほど悪くない。無骨で野暮ったいデザインは洗練された機能性の表明でもある。
 まあ、それでも転ぶときは転ぶということもわかった訳だが・・・。(K.S)
2008年02月13日(水)  06:46  / この記事のURL

JFW―JC世界を視野に

 JFWジャパンクリエーション(JFW―JC)はインターストッフ・アジア・エッセンシャルと良好な協力関係を築いている。この結果、JFW―JCは3月のインターストッフにプロモーションブースを初めて設ける。インターストッフがJFW―JCにブースを設けることもありうるという。
 インターストッフ・アジア・エッセンシャルは香港で3月12日から14日までの開催。JFW―JC2009春夏展は4月25日から28日までだ。
 プロモーションとはいえ、09春夏展で打ち出すJCのトレンドを先行して紹介するほか、出展企業の素材もハンガーサンプルで展示する。同ブースでは商談しない考えのため、ハンガーサンプルには社名しか表示しないが、ちょっとしたプレビュー展の趣がある。
 プルミエール・ヴィジョンはニューヨークでプレビュー展を行うほか、東京やモスクワなどでも展示会を行ったり、JITACなど地元の展示会に協力したりしている。出展者が主要市場でビジネスするのに役立つだけでなく、国際的にPVの知名度を上げ、パリのPVへの集客力向上にもつなげるのが狙い。
 国際的に製造販売が行われる今日、展示会も国際的な視野に立ったプロモーションが必要なのは異論の余地がない。JCの香港でのブース面積は今回、わずか36平方メートルだが、貴重な第一歩だ。(F・K)
(写真は、久々に独自のトレンド発信を再開したJFW―JC09秋冬展)
2008年02月12日(火)  06:33  / この記事のURL

阪急の実力

 話題の「阪急メンズ館」を休日にのぞいてきた。担当記者から聞いてはいたが、大阪にもセンスが良くて、いい男はいっぱいいるものだと感心した。
 その前週、この方面の先駆者である伊勢丹メンズ館に足を運んだ。素人目だが、伊勢丹はなんとなく伊勢丹の目で選んだショップ、商品の集積に見え、阪急は店舗の個性が前面に表われているようにうかがわれた。
 関西にも大型ショップがお目見えして、それはそれでめでたいが、オープンのタイミングは今ひとつで気の毒な一面も。米国景気の後退懸念から株価が下落し、男どもの懐具合は寂しくなっているからだ。株価が上がっているときと下がっているときでは高級・高額品消費に極端な差が出るのが通例。昨年末から百貨店の宝飾品・美術品の売れ行きが落ちているのがその証左である。
 敵情視察らしい紳士も多い阪急メンズ館。3年3月3日という。3日間の売れ行きは好調。さて3カ月後はどうか。阪急の実力が試されている。(A・M)
2008年02月08日(金)  09:15  / この記事のURL

「東京ユニフォーム・ウィーク」

 東京では今週、ユニフォームメーカーの'08新作の展示商談会が集中する。SS/AWに商品がリリースされる一部のオフィスウエアを除き、定番品の受注は上期が中心。真冬の商談にはいやがうえにも熱がこもり、この時期の首都は「東京ユニフォーム・ウィーク」と呼ぶべき活況を呈す。
 展示内容もさることながら、主催者側が気にするのは会場と時間。地方からの来場も多いため、自社以外の会場で行う場合、駅からアクセスし易い場所から埋まっていく。早めに準備するのに越したことはないが、時間帯も気になるところ。最近はショー形式のプレゼンテーションを行うケースが増え、凝った演出を楽しみに来場する人も多い。ただし開演時間が決まっているため、複数の会場を廻る場合は時間刻みのスケジュール調整が必要になるわけだ。
昨日のように雪など降ると、電車が遅れないか青ざめてしまう…失礼、記者のグチになってしまいました。
(写真はチトセの展示会より)  (S.T)
2008年02月07日(木)  09:34  / この記事のURL

働かない公的機関

 千葉市保健所が、健康被害を訴えて女性が持ち込んだ中国産冷凍ギョーザを受け取らなかった。その理由が「病院から食中毒発生の連絡がなく、中毒症状を訴える通報もこの女性の1件だけ」だったという。公的機関は事例が1件だけなら動かないらしい。記者も昨年9月に同じような例に出くわした。
 4大悪臭に効果があると表示を偽装したタオルが販売されたことがあった。そのとき効果がないことを発見した人は最初、公的な消費者センターにデータを付けて訴えた。ところが「あなただけでしょ。他からそのようなクレームは来ていません」と門前払い。新聞社に持ち込んでやっと公になり、改めて性能確認した発売元は、事実確認のうえで、タオルを回収した。
 報道によればこの保健所、「発売した企業が検査している」と言ったという。どこを向いているのか問いたいもの。「判断にミスがなかった」と責任逃れしているが、これでは国民の安全と健康は守れない。保健所も消費者センターも、我々にとってかけがえのない機関だ。たった一人の切実な訴えでも動ける機関への変革を望む。(H.S)
2008年02月06日(水)  07:20  / この記事のURL

京都の粋と底力

 京都の粋と底力に思わず唸った。1月下旬に東京・表参道で開かれた「京都スタイルカフェ2008」でのこと。懐かしいステテコをボクサーショーツ風にアレンジした「京ちぢみステテコボクサーブリーフ」、贈答用の熨斗紙をプリントした「のし風呂敷」など、ひとひねり加えたものも。思わずニンマリしてしまう。(画像は左がステテコボクサーブリーフ、隣は「seisuke88」下は結び方で数通りのバッグが楽しめる風呂敷)
 西陣の蔵に眠っていた200年前の斬新な帯柄をモチーフにしたファクトリーブランド「seisuke88」は、寝装品を新展開。一足早くフランスのシャトーホテルとリゾートホテルで採用された。ホテル・スパ向け国際見本市「サロン・ド・モナコ」にも唯一の日本企業として出展し、いっそうの拡大が期待される。
 行灯の布に傘巻絞りを用いた絞り染行灯、鎧兜の一部である縅・錣(おどし・しころ)と西陣織の技を融合した革の織物のジャケットやバッグ、絞りの伸縮性を活用したオブジェのようなテーブルウエア……。伝統の染や織、紋といった匠と最先端テクノロジー、そして京都の粋と現代的センスが融合している。
 京都にショップを持つ企業は、「客の半分は東京など関東圏の観光客」。また「ネット販売の約半数は東京」と言う。期間限定ショップ“京都スタイルカフェ”で試すのもいいかもしれない。
 同展のダイジェスト版が12〜17日に京都デザインハウス(京都市中京区)で開かれる。興味のある方は是非どうぞ。(N.O)
2008年02月05日(火)  09:38  / この記事のURL

ストリートスナップが面白い

 カメラマンのスコット・シューマン氏のブログ「THE SARTORIALIST」(ザ サルトリアリスト)が面白い。「世界中のストリート、ファッションショー会場で目についたお洒落な人のスナップを載せる」というシンプルな構成だが、様々なテーストのファッショニスタを見ることができることから、世界的な人気を集めている。
 なかでも面白いのが、世界各国の読者から寄せられるコメント欄。日本人の掲載も多いのだが、服飾のルールにとらわれない自由な着こなしに、賛否両論の議論が展開されていたりする。様々なモノの見方、価値観が渦巻いていて、色々気づかされることがある。アドレスは(thesartorialist.blogspot.com/)。
(K.M)
2008年02月04日(月)  07:26  / この記事のURL

母子用着物のカギはおじいちゃん?

 タレントの乙葉さんが手掛けた着物ブランド「乙葉(おとは)」のデビューイベントが1月31
日、ウェスティンホテル東京であった。今回の試み、京都丸紅と丸紅ファッションプランニングが彼女の所属事務所とライセンス契約を締結し、親子用の着物を販売すると言うもの。しかも昨年10月に第一子を出産した彼女にとって、今回が出産後初のマスコミお目見えでもある。会場には多くの報道関係者が駆けつけた。
 午後2時のオープニング、水色の着物をまとった乙葉さんが登場する。会場内に響くシャッター音。さすが、人気タレント。笑顔がまぶしい。しかしこの日、多くのマスコミの目を奪ったのが、3歳の子どもモデルだった。梅に菊と毬の模様をあしらった着物で、会場内をきょろきょろと見渡す女の子。報道陣から思わず「かわいい」との声が漏れ、会場は一気に和やかなムードに包まれた。
 さて、今回の報道陣。大半が中年の男性だった。乙葉さん世代を娘に持つ父親も多かったことだろう。「かわいい」と思わず口にしたカメラマンも中年の男性だった。記者発表資料を見ると、「団塊ジュニア世代を中心とした若いお母様とお子様」がターゲットだという。もしかしたら娘と孫の晴れ姿に微笑む「おじいちゃん」が成功のカギを握っているのかもしれない。
(M.K)
2008年02月01日(金)  07:15  / この記事のURL