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ナイスガイメイキング

 2月1日にオープンする阪急百貨店メンズ館(写真)のコンセプトは“ナイスガイメイキング”。“正統派のいいオトコ”“知的ないいオトコ”“最先端のいいオトコ”をイメージし、「そんなオトコでありたい」男性の思いに品ぞろえとサービスで応える。
 注目のひとつが、「パーソナルショッピングサービス」と言われる買い物代行サービス。スーツを脱ぐ団塊世代をはじめ、何を着たらいいのか迷う男性に、サイズや好み、タンス在庫やどんなシーンに着て行くかなどを専門スタッフが事前にカウンセリングし、適切に商品をピックアップするもの。既存顧客の潜在需要掘り起こしとして、阪急も力を入れている。
 このほか、年間買い上げ額や売り場との密接度から選ばれた上顧客だけが利用できるメンバーズサロン、セレクト型本屋とカフェが一体化したブックカフェなど目新しい仕掛けが。関西にナイスガイが増える日も近い・・・?(E.M)
2008年01月31日(木)  06:30  / この記事のURL

EUダウンの古着に夢中

 今秋冬はダウンブームの最終年と言われ、店頭では「モンクレール」を筆頭に多くのブランドが並んでいたが、実売的にはいまいちだったようだ。昨冬は予約で完売してしまっていたモンクレールの人気モデル「K2」がセールに出る始末で、各ショップは嵩張る在庫に頭を抱えているに違いない。
 そんな世の中の流れに反して、自分的には今年はダウンの当たり年だった。買いも買ったり買ったダウンは何と7着! 内訳は、80年代のフランス製のモンクレール3着、フランスの「ANORALP」(アノラルプ)1着、スイスの「ROGER EGGER」(ロジャー エガー)2着、リフリッジウエア1着(中身は化繊)で、リフリッジ以外は古着である。
 どれも気に入っているのだが、とくにメロメロなのが写真のアノラルプ。既に消滅してしまったフランスのブランドで、80年代当時はモンクレールより高機能かつ高価で、ポパイ少年の憧れの存在だったという。
 日本におけるEUブランドの古着ダウン市場は、非常に数が少ないうえにコアなマニアがいるジャンルなので、たまにヤフオクなどに出てきても、良いモノだと5万円を超えてしまうことがある。しかし、赤のシャイニーナイロンに紺のリブと肩部のナイロンの組み合わせがおふらんすなこいつは、なんと5200円! しかもほぼデッドストック状態というオマケ付だ。
 EUダウンは、都内の古着屋は例外なく高いので、狙い目は町田や川越といった郊外の古着屋。とくに一見ダサそうな国内仕入れの古着屋にお宝が眠ったりしている。
 こうした消滅してしまったEUブランドの資料は極端に貧しく、今一番ビンテージを紹介している媒体「FREE&EASY」でもほとんど取り上げられることがない。そのぶん自分で調べるしかないので、見たことのないモノに出会うたびに大きな喜びと感動がある。16の時から続けている古着屋通いだが、通う頻度がとみに増えている今日この頃。(K.M)
2008年01月30日(水)  07:13  / この記事のURL

大原孫三郎のこと

 日本繊維産業はその黎明期から多くの偉大な人材を輩出してきたけれども、単なる経済人の枠を越えて、近代日本社会思想史にその名を刻むのが、クラボウの2代目社長・大原孫三郎である。近代日本を代表する資本家でありながら、社会事業家の石井十次を支援し、洋画家・児島虎次郎のパトロンとして名画の収集と公開事業を行うなど、そのユニークさは群を抜く。
その大原孫三郎の社会貢献活動を紹介したクラボウの広告「やる可し、大いにやる可し」シリーズの冊子版(写真)が、このほど完成した。大原美術館、倉敷中央病院、労働科学研究所、大原奨農会、石井記念愛染園などが紹介されている。
 これに加えて記者は、大原孫三郎の功績として大原社会問題研究所(大原社研)の設立を特筆したい。日本における社会政策学の始祖・高野岩三郎を所長に1919年に設立された大原社研は、櫛田民蔵、大内兵衛などの研究者を擁し、日本における非共産党系マルクス主義経済学(いわゆる労農派)の牙城として、戦前の厳しい取り締まりのなか社会科学研究の灯を守り抜いた。
 のちに東京大学教授として、やはり非共産党系マルクス主義経済学である宇野学派を率いることになる宇野弘蔵も、若き日に大原社研で研鑽を積んだ。その意味での大原社研、そして大原孫三郎の功績は、近代日本社会思想史・経済史に名を刻むといえよう。大原社研はその後、法政大学に移管され、法政大学大原社会問題研究所として現在も日本の労働問題研究の総本山となっている。(U.M)
2008年01月29日(火)  06:07  / この記事のURL

プロのスポーツを家族で学ぶ

 子供たちに“体を動かす楽しさ”を体験してもらい、スポーツに親しんでもらう――。恒例のデサント「すこやかキッズスポーツ塾」が1月12日、大阪・舞洲スポーツセンターで開催された。今年の特徴は親子参加型。小学生や保護者513人が参加し、子供たちはもちろん、保護者も同じ種目に挑戦して楽しんだ。
 今回塾長を務めたのは、野球が元読売巨人軍投手、ヘッドコーチの鹿取義隆さん、サッカーがガンバ大阪ジュニアユースコーチの梅津博徳さん、ガンバ大阪ジュニアコーチの塩谷良介さん、バレーボールは元全日本バレーボール選手の山内美加さん、体操はアトランタ五輪体操日本代表の田中光さん。
 スポーツでよく使う英会話教室や、保護者対象のメタボリック診断コーナーも開設。塾長は技術やマナーを丁寧に指導し、プロならではのパフォーマンスも披露するなど、笑いを交えた教室になった。(M.E )

2008年01月28日(月)  11:27  / この記事のURL

縫製工場が消えた

 大阪府南部、泉州の熊取町役場は昨年夏、制菌加工キントーレ生地を使ったワイシャツを制服とした。地場産業のタオル業界が開発した素材だったので、産地振興のために採用した。生産したじばしんに、役場は今年も注文した。ところが、昨年、縫製を委託した業者がやめてしまっていた。四国、九州など代替業者を探したが、適当な業者は見つからなかった。かくて、今夏は昔の制服に戻ることに。産業を守るための地場産業振興も、産業空洞化で頓挫することとなった。(H.S)
2008年01月25日(金)  05:52  / この記事のURL

冬はやっぱり寒い!!

 23日の東京は前夜遅くから雪が降り、都内でも久々に積雪を見た。暖冬とはいえ、ここしばらくは寒さに震える日々が続いていたが、わずかとはいえ降雪を目の当たりにすると、実際以上に冷え込みを感じる。
 ここは「あったか肌着」の類を着て、寒さをしのぎたいところ。しかし、暖冬慣れしていたため、保温肌着の類は買い置きがない。止む無く毛糸の帽子を被り、マフラーをぐるぐる巻きにして出社。冬はやはり、冬物衣料を買っておく必要性を痛感する朝となった。
 ちなみに、若者の間ではいま、アフガンマフラーを首元に、三角形のかたちに巻くのが流行している。薄地だが、予想外に暖かいらしい。冬物衣料の不振が喧伝されているが、このように若者の間ではおしゃれと防寒を兼ねたヒット商品が生まれている。冬はやはり寒い日があるし、ヒット商品が出てくることも、再認識した1日であった。(F.K)
2008年01月24日(木)  05:55  / この記事のURL

みどりのスコップで思いやり

 地球温暖化のためか、めっきり雪を目にする機会が減ったが、先日、久しぶりの福井出張で真っ白な風景を見ることができた。ただし、タクシーの運転手さんによると、福井市内での降雪は今シーズンで2度目。ここ数日は急激な冷え込みで、山手は白くなっているものの、日本が少しずつ暖かくなっているのは間違いない。
 その福井市内で見かけたのが「みどりのスコップ」。福井県は雪で歩きにくい交差点や利用者の多いバス停などに緑色のスコップを設置している。
 交差点を渡る前やバスに乗る前のちょっとした時間、後から通る方に歩きやすく、また事故がないように思いやりの心で歩道の除雪協力をしてもらうもので、思いやりの心という面で良い試み。暖冬続きでみどりのスコップが活躍する場が減っているかもしれないのは残念だが。(T.N)
2008年01月23日(水)  06:55  / この記事のURL

消耗品とは違います

 「08春夏のテーマは“空の力”です」。ワコールは「ワコールディア」の春夏新商品を発表した。同ブランドのショップの客単価は7万円。ブラジャー、ガーター、ショーツで6万6000円という組み合わせもあり、ラグジュアリーなブランドである。
 店舗数は百貨店に3店舗、直営店が2店舗。この2月で4年目を迎えるが、「売上高は前年比99%増、予算比でも5%増。このスピードでちょうどいい。条件が合えば今後も店舗を増やしていくが、1店1店質の高い店に」という。急速な拡大を目標とせず、むしろ富裕層の囲い込みに力を入れる。
 春夏はブラ・ショーツ&ガーターが人気アイテムになると予想し、そうしたアイテムの充実を図る。ただ、同ブランドではペチコートも売れており、「消耗品ではなく、コーディネートでき、ファッション性のあるランジェリー」と位置づけている。(Y.S)
2008年01月22日(火)  06:08  / この記事のURL

産地を救うのは熱い想い

 ダイドーリミテッドの鳥越孝治社長(写真)は過去5年間、クリエーション・ビジネス・フォーラム(CBF)のコーディネーターを務めていた間に、「日本には素晴らしいテキスタイルが多くあるのに、なぜ世界へ羽ばたけないのか」という想いを募らせていたと言う。しかし、中小零細の産地企業は単独では輸出はおろか、国内営業も十分に手が回らない。
 ソトーは今年から、コンバーター事業を本格化させる。ソトーブランドで日本製テキスタイルを国内外へ販売するもので、鳥越社長はそのアドバイザーとしてソトーにオフィス*ナガモリの永森達昌氏を推薦するなど、同事業のスタートに尽力した。その根底にあったのは、「CBFで見た優れた日本製テキスタイルをもっと多く国内外へ販売したい」という熱い想いだった。
 中国に加え、インドが台頭するなど国内外のテキスタイルビジネスの環境は厳しさを増している。だが、このような日本製テキスタイルを愛する関係者の想いがあれば必ず、打開の道が広がるに違いない。(FK)
写真=鳥越社長(16日に開かれたソトーのテキスタイル自販本格化の会見で)
2008年01月21日(月)  06:00  / この記事のURL

大学院生の実力

 工学修士号と経営学修士号、二つを同時に取得できる大学院があるといったら驚くだろうか。大阪大学大学院工学研究科ビジネスエンジニアリング専攻は、そういったユニークなカリキュラムの大学院だ。この専攻では、工学的研究を実際の社会や経済に応用できる人材の育成を進めている。その代表が「OJE(On the job Education)による実践型演習」と呼ばれる科目。大学が保有する基礎研究の知見を活用した実ビジネス展開を大学院生が研究する「ビジネスエンジニアリング研究」として実施されている。
 先日、その研究発表会で放射線を用いた新タイプ抗菌防臭加工が発表された。基礎技術は同大学の清野智史講師が開発したものだが、それを繊維に応用したのは修士課程に在籍する4人の院生だというから驚き。しかも特許も出願したという。やはり大学院生や修士号取得者というのは、活躍の機会さえうまく与えてやれば、実力を発揮するものである。
 最近、大学院が「高学歴フリーター」の量産工場になっているという批判が注目された(もっとも、これは博士号取得者の場合だが)。しかし、視野狭窄な大学院修了者も悪いが、彼らを活用できない社会や企業にも問題があるのではないか。そもそも「大学での学問は、実際のビジネスでは役に立たない」というような古い考えは捨てるべきかも。なぜなら大学教育も進化しているのだから、と文学修士である記者は手前勝手に思うのである。(M.U)
(写真は、大阪大学大学院工学研究科ビジネスエンジニアリング専攻のパンフレット)

2008年01月18日(金)  06:00  / この記事のURL

忘れたころにやって来るもの

 阪神・淡路大震災から丸13年となるきょう1月17日。新しい年を迎

え、あいさつを交わす年賀のなかに、あの大震災について多くは語られなくなった。時間は嫌な体験を本当に忘れさせてくれる。「忘れることができるから人は生きていける」との言葉が身にしみる、年に一度の“メモリアルデー”でもある。
 身動きできない強烈な揺れに見舞われた兵庫県の神戸・三宮や元町、芦屋、西宮、淡路島の現在に当時の跡形はない。震源となった淡路島の野島断層は今ではすっかり観光コースになっていて、全国から多くの人が訪れる。
 とまれ、天災は忘れたころにやってくる。常日ごろの用心に越したことはない。水や食品がいかに大切か、思い知ったはずの自身が忘れ、朝夕の洗顔、風呂で無造作のうちにじゃぶじゃぶと使う。
 ただ、前の地震の空気汚染からのどを痛め、20数年間吸い続けたたばこをきっぱりとやめたのも地震の日だった。環境保全と併せて防災意識の高揚のために「防災の日」は既存の9月1日と1月17日の年2回にしてもよいと思う。(M・S)

写真上・三宮ではこんな“ビジネス”も
写真下・神戸元町のオフィス街
(写真はいずれも震災数日後)
2008年01月17日(木)  09:25  / この記事のURL

実需とかけ離れた相場に戸惑い

 年明け以降、天然繊維の相場が上昇を続けている。ニューヨーク定期相場の綿花期近物は5年ぶりに70セントを更新し、71・2セントを付けた。豪州羊毛の東部市場指標価格(EMI)は8日、1キロ1028豪セントと、前年の最高値をいきなり更新し、1000豪セント台の大台を継続する。豪州羊毛は2年連続の干ばつと、中国需要家の積極的な買い付けによって高騰しているが、綿花は多少需要の動向も影響するが、むしろ投資ファンドの動きによるところが大きいだけに「先の読めない状況」(商社関係者)になっている。
 11日に米農務省が発表した2007年産綿の最終収穫高予想では前月予想を4万6000俵上方修正した1903万3000俵。これは上方修正したとはいえ、前季実績に比べ12%少ない数値となる。さらに来季の作付け面積は、大豆、冬小麦が前季比10%前後増加するのに対し、綿花は同15%減と大きく減る見通し。
 とはいえ、実需は大きく増える見通しはなく、もともと供給過剰の状態。それなのに投資ファンドによって相場が左右される状況に「腹立たしい」といった声が多い。オイルの高騰ももとはといえば、サブプライムローンから流れてきた投資の資金が要因。それだけに技術力があっても資金繰りの苦しい日本の繊維関連企業が、ますます経営難に陥ってしまう可能性が強いだけに本当に腹立たしい。(Y.O)
2008年01月16日(水)  07:50  / この記事のURL

「ユニフォーム+」創刊!

 きょう15日から広島、岡山地区のユニフォーム製造卸の期日統一展示会「三備ユニフォームフェア」が始まる。
 来週には大阪地区、2月初頭には東京地区とユニフォーム展示会は桜前線より一足早く、日本列島を北上する。
 ユニフォームといえば今月、弊社から「ユニフォーム+(プラス)」という主にユニフォーム分野の新しい月刊の雑誌が生まれた。
 毎号、巻頭企画でユニフォームを活用する業界のエンドユーザーを取り上げるなど、流通・小売りの動向を中心に伝える。
 購読料も1年間の契約で1万3800円(税・送料込み)とリーズナブル。
 奥深い日本のユニフォーム文化に興味のある人は、弊社HP内の紹介ページに申込書もあるので、ぜひ一度目を通してみてください。(K.M)
2008年01月15日(火)  07:12  / この記事のURL

若者へ届け!「ミラバケッソ。」

 「ミラバケッソ。」。この正月、(個人的に)最も見聞きした繊維関連企業のテレビ・コマーシャル(CM)が、クラレのこのフレーズだった。クラレ広報によると、社の認知度を高めるため、期間を決め、集中的に放送したという。昨年も11月から12月まで、CMをはじめ、首都圏と関西圏で駅張りポスターと電照看板を掲出するなど、認知度の向上に努めている。
 なぜ「認知度の向上」なのか。プレスリリースにも「将来当社を担っていく若い世代の当社認知度を向上させることを主眼に今回のCMを制作・放映することとしました」とあるように、「20歳以下にはクラレの認知度は著しく低い」(同広報)というのだ。そこで思い出すのが、帝人のCM「カトリーヌちゃん」。帝人広報によると、彼女の効果もあって若年層の認知度も高まり、今では新卒採用セミナーに参加する学生の9割が、このCMをきっかけに帝人を知ったと答えているそうだ。
 繊維以外の事業比率が7割を超え、さらに昨年10月には株式の所属業種が「繊維」から「化学」に変更するなど、名実ともに化学メーカーへと変身を遂げるクラレ。さて、「ミラバケッソ。」で若者の意識も“化ける”のだろうか。期待しつつ見守りたい。
(M・K)
写真=女優の成海璃子さんをイメージキャラクターに起用したクラレのポスター「ミラバケッソ。」
2008年01月11日(金)  06:35  / この記事のURL

新年

 今年は1月4日が金曜日。翌日は土日ということもあり、今週から仕事始めという人も多いのではないか。筆者は4日に出社。4日、7日とも午前中に大阪市北区の帝国ホテルまで出かけたのだが、車の量が全然違う。7日の朝は渋滞で青信号なのに車が動かない。雨も関係しているのだろうが、交通量の違いを実感した。
 4日が会社としての休みでも、社外への対応が必要なこともある。ある企業は4日に1〜2割の社員だけが出社して対応し、7日に全員がそろって社長の年頭あいさつを行ったという。ほかの企業でも休みであっても賀詞交換会に出てきている人も複数みられた。
 来年の1月4日は日曜日でこのような日にちのずれもなさそうだ。気の早い話ではあるが、一方ですでに年が明けてあっという間に9日が経ったとも感じる。ある社長の年頭所感にあった「一つひとつ着実に実行する」が思い浮かぶ。(K・H)
2008年01月10日(木)  06:04  / この記事のURL

記者は見た!芸能人ファッション

 以前、ラジオ局で芸能人と仕事をした経験がある。一般の人の目から見る芸能人は、極めてゴージャスなことだろう。確かに華やかな雰囲気を身にまとった人は多いのだが、とくにラジオの番組収録はいたって地味。枕詞のように「妖艶」と褒め称えられる女優さんであっても、黒のタートルネックに黒のパンツルックで出演するなど、正直「近所のおばちゃん」と化した人も多かった。
 また、コマーシャルに出演する芸能人の私物にも「プライベート」が透けて見える。宣伝するその製品を実際には使用していない事例を数多く見聞きした。
 ただ、女優の山口智子さんは違うらしい。関係者の話によると、自身でプロデュースするブランド「山笑う」の商品を頻繁に身につけてくれるというのだ。しかも、勉強熱心。日本の伝統技術をデザインに生かすため、自らが現地に赴き、商品の企画段階から真剣に取り組んでいるというから恐れ入ってしまう。
 ちなみに、私が見た中で一番“華”のあった女優さんは、家政婦で有名な、あの女性。スタジオ内でも帽子を被り、まるで貴婦人のようなたたずまいだった。 (M.K)
2008年01月09日(水)  07:45  / この記事のURL

初売りWAR

 2日午前、寒空の下、長蛇の列が各百貨店を囲んだ。阪神百貨店梅田本店の先頭客は午前2時から並び、開店を待ちわびた。決戦の時間は午前9時30分。開店と同時に「我先に」と駆け出す関西ミセス、いわゆる“大阪のおばちゃん”のスタートダッシュはものすごい。手際よく誘導する警備員も、その勢いには圧倒され気味。
 店内に入るや、お目当ての商品を探してワゴンをかき回す。2日は福袋発売とクリアランスセールが重なるため、福袋を事前予約制にする百貨店も増加。これなら店内でクリアランスセールに没頭できる。店内ベンチには妻や娘を待つお父さんの姿。「妻や娘に正月からかり出されて、パトロン役も楽じゃないよ」と聞こえてきそう。
 都心、都市部を中心に売上高で過去最高を更新するなど、初売り商況は全体的に好調な出足となった。ガソリンや生活品の値上がりで冷え込みが懸念される今年の消費だが、スタートダッシュを見る限り勢いは健在。(E・M)
2008年01月08日(火)  06:00  / この記事のURL

こいつぁ春から、縁起がいいねぇ

正月の過ごし方は数あれども、わたしは毎年、芝居見物です。お屠蘇気分で芝居小屋に足を運び、役者の口跡や義太夫に聞きほれる。「こいつぁ、春から縁起がいいねぇ」というわけです。
 ということで、今年も行ってきました、道頓堀は松竹座へ(写真)。藤十郎と我當の「沼津」、三津五郎の「芋掘長者」、扇雀の「葛の葉子別れ」を堪能。とくに「沼津」は、藤十郎と我當という関西弁をきちんとしゃべる役者同士の競演で、前半部分のアドリブ芝居(歌舞伎用語で「口立て」という)は面白さ無類。呉服屋十兵衛、荷持ち人足・平作の役は、初代鴈治郎と十一代目仁左衛門、二代目鴈治郎と十三代目仁左衛門でそれぞれ伝説の舞台を残している。後半部分は、義太夫狂言らしく、ホロリとさせる内容で藤十郎、我當、秀太郎の糸に乗った動きはさすが。
 「芋掘長者」では三津五郎の踊りの上手さに舌を巻く。もともとこの狂言は、踊りをわざと下手に踊るという皮肉な内容だが、きちんと一拍遅れで振るところ、さすがだ。そして見せ場の芋掘りの振りは、格の違いを見せつけた。あれだけ腰の据わった、姿のいい踊りは、そうそうない。
 「葛の葉子別れ」はケレン味たっぷり。最後には宙乗りまで飛び出す。けれども、やっぱり見所は障子に「恋しくば尋ね来て見よ 和泉なる信太の森のうらみ葛の葉」と右手、左手、そして口に咥えた筆で曲書きするところだろう。
 と、ここまで読んで「やっぱりお前は、繊維に何の関係もないことを書いている」とお叱りを受けるのだが、いえいえ、そんなことはありません。松竹座の緞帳は有職文様(平安時代の公卿の衣に使われた柄)をモチーフにしたものだが、製作は、やはり川島織物(現川島織物セルコン)。これも見事な逸品である。(M.U)
2008年01月07日(月)  08:08  / この記事のURL

カシミヤ買いました?

 新年明けましておめでとうございます。4日は官庁御用始めの日。「7日始業ならいいのに・・・」という声も聞こえてきそうですが、まずはスタートが肝心ということで、今年もがんばりましょう。
 例年同様、正月明けは福袋商戦。百貨店も毎年工夫を凝らしてアイデアを競い合っています。また、クリアランスセールも2日から開始。三越のクリアランスセールでは、2〜4日に限りカードでセール品をさらに5%引きと囲い込み作戦。阪急百貨店は2日、新阪急ホテル2階でL・Sサイズ婦人服のクリアランスセールを西日本最大級のスケールで開催しました。
 秋冬商戦が低迷しただけに、ここで在庫を減らそうと、各社とも力が入っています。しかし、繊維の川上・川中段階では“高騰”が今年のキーワードになるかも。カシミヤセーターが安価で手に入るのは今冬までとみる人もいます。(Y・S)
2008年01月04日(金)  05:53  / この記事のURL