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デニムに携わって38年

 デニムメーカー、カイハラ(広島県福山市)が親睦を目的に毎年1回開いている「カイハラ会」が先週末、福山市内のホテルで開かれ、取引先関係者250人余りが出席した。
 25回を迎える同会を主催するカイハラ自身、今年は創業115年。1893年、(明治26年)に先代の貝原助治郎氏が福山市新市町で織機30数台台をもって貝原織布を設立し、手織正藍染絣製造を個人創業したのが始まりだ。
 デニムの生産に着手したのは1970年。大阪万博開催の年である。チーズ染色法によるインディゴデニムをこの年初出荷、藍染連続染色機であるロープ染色1号機を自社で製作し、ロープ染色によるデニムを日本で初めて市場に供給した。
 あれから38年。国内で50%以上のシェアを有し、世界のデニムメーカーから追随される一流デニムメーカーへと成長したカイハラの、2つ目の紡績工場を新設した製織設備を有する「世界で闘える」主力工場である三和工場(広島県神石郡)が8月末から本格稼働に入った。
 三和工場では現在、月産100万メートル以上のデニムが生産され、高品質で安定性抜群のデニムは120台設備するプロジェクタイル153インチ織機から生まれる。
 ただ、デニムジーンズ市況の環境は良くはない。貝原良治会長は「非常な荒波の中からの船出。波の高さは5〜10メートルに達するほど」と例え、「日本で残り、世界で闘う」と改めて集まった取引先関係者に力強く自身の気持ちを伝え、現在780人いる従業員が「さらに活気のある職場で働ける」環境づくりに、次の5年の課題としたいとした。
 写真はカイハラ会恒例の“ベストジーニスト”。写真左から伊時和夫氏(伊藤忠システック)、新山貴広氏(45rpmスタジオ)、荒木鉄治氏(旭化成せんい)、内海正之氏(両備信用組合)、佐藤健二氏(豊島)。(M・S)
2008年10月16日(木)  06:54  / この記事のURL